薄紫色の上品なパッケージに包まれた、儚く壊れやすく美味しいお菓子といえば。そう、ブルボンの「ルマンド」です。
美味しいけれど、カバンのなかに入れて持ち歩くとすぐにボロボロになってしまうルマンドですが、そんな繊細な身を守るアイテムを作った投稿が話題になっています。投稿者は、様々な工作を手掛けているなるみさん(@nal_333)。
ルマンドが袋の中ですぐボロボロになっちゃうの本当に悲しいから、安全に持ち運べるようにルマンド専用のジュラルミンケース作った(@nal_333)
重厚なジュラルミンケースのなかに鎮座するルマンド。いつも以上に贅沢な味がしそうなこの投稿に、「これは凄い!! 天才だ」と驚く投稿のほか、「ブルボン党の必須アイテム」「ルマンド民として欲しい」という、ルマンドファンからの熱い声も。
また、「エリーゼにも使えそう」と別のブルボン製品でも使えるのでは? という意見や、「棒ラーメンが入るサイズで欲しい」と折れたりボロボロになりやすい商品用に展開してもらいたいという希望もありました。
この専用ケース、どのように作られたのでしょうか? 投稿者のなるみさんに話を伺いました。
投稿者に聞いてみた
――リアルなジュラルミンケースに見えますが、どのような素材で作られているのでしょうか。
作るにあたり、素材を探すのはとても大変だったのですが、質感と加工のしやすさから百均で売っているキッチンのコンロ周りの壁に貼るアルミシートを使って作りました。なので実はジュラルミン製ではありません。
――百均の素材には見えないほどの高級感ですし、細部までジュラルミンケースらしい雰囲気です。制作時間はどのくらいでしょうか。
非常に細かく作業量も多かったので、完成するまでに約15時間かかりました。
――Twitterのリプライや引用リツイートでは、「クオリティが高い」「欲しい!」と、大きな反響がありました。
作っている時は大変すぎて、これ本当にジュラルミンケースっぽくなるのか? と不安だったのですが、多くの人に褒めていただいてとても嬉しいです。ここまで多くの反応をいただけたのも、ひとえにルマンドそのものの魅力のおかげだと思いますので、ブルボンさんにはこの場を借りて感謝を伝えたいです。
制作には細かい作業と時間を要する「ルマンド専用ジュラルミンケース」。そう簡単には真似できない力作ですが、今後もボロボロにしてしまったルマンドを見るたびに、「欲しい……」と思いそうな投稿でした。
ルマンドが袋の中ですぐボロボロになっちゃうの本当に悲しいから、安全に持ち運べるようにルマンド専用のジュラルミンケース作った pic.twitter.com/qY4L24RRXD
— なるみ (@nal_333) May 8, 2021