ファッション誌『CLASSY.』などで知られるモデルの岩崎名美が、4年ぶりにグラビア復帰を果たした「#美脚 THE BODY!!」(5月25日に発売)が、アイドル動画見放題の有料サブスクリプション配信サービス「アイドル・オン・デマンド」(月額2,980円税込)にて先行配信中だ。本作では、ランジェリー姿やスチュワーデスのコスプレも見せている岩崎に、グラビア復帰作に込めた思いや、転機となった出来事などについて語ってもらった。

  • 岩崎名美

――4年ぶりのグラビア復帰作となりました。どんな作品になっていますか?

10代のときからグラビアをやっていたので、もう「グラビアをやろう」という気持ちが、全くなかったんです。「モデルとしてやっていこう」と思っていたんですね。自分の方針としても「もういいかな」「いっぱいやったな」っていう気持ちでした。でも私は、DVDとか写真集っていう、自分の商品を出したことがなかったんです。雑誌に出るとか、キャンペーンガールとかはやっていたんですけど、そのときはDVDと写真集を目標にしていたということもあってお話をいただけた今、「これは、やった方がいいんじゃないかな」と思って。

ただ、昔と比べたら、年をとったというか(笑)。月日がだいぶ経ちましたし、当時はそれこそ、制服を着て走るとか。王道に「爽やかに笑って元気に明るく」みたいな感じでした。グラビアで「セクシーに」と言われたことがなかったんですよね。でも、成人して大人になったので、色気とか、そういうものを出していきたいなと思って(笑)。ちょっと攻めた感じのパッケージにしていますね。衣装も自分で「こういう風に」「こっちの方が、脚がきれいに見えると思います」と提案しました。今回はとにかく、美脚をコンセプトにしています!!

――4年ぶりの復帰ということで、緊張もあったのでは?

「あの頃」じゃない部分を見せなきゃいけないという、プレッシャーはありましたね。改めましての方が、ちょっとプレッシャーがあると思うんです。ただ『「前よりもいいね」と言ってもらえるものを絶対に作ってやろう!!』と思っていました(笑)。動画だったということもあって「新しい挑戦感」がありました。

――衣装や演出で、こだわったポイントはありますか?

水着や下着も、けっこう形にこだわりました。すごく細かい話だと、(ジャケットの1カットになっている白の下着姿を指しながら)こういう衣装とかも、紐があんまりない方が、腰の位置を高く見せられるので、(紐が)骨盤の骨より上のものとか。自分で衣装合わせの時に着比べて「こっちのほうがいいかも」とか、けっこう提案も取り入れてもらました。

――水着よりも下着の方が恥ずかしいという方もいますよね。以前のグラビア活動期で、下着グラビアはしていました?

ちょっとはやっていたんですけど、ここまでがっつり下着ではなかったです。ボトムが映ってなかったりとか、ちょっと見せているくらいだったので、動いて全部見せているのは、たぶん今回が初めてかな。私は、全然恥ずかしくないんです。普段から、ファッションの現場にいたり、もともとファッションショーにも出ていたので。下着が恥ずかしいとか、着替えが恥ずかしいっていう文化がないんです。

――東京ガールズコレクションにも出演経験がありますが、バックステージなどはバタバタですもんね。

時間がなかったときとかは、ベージュの下着で走り回っていたので(笑)。たぶん、みんな経験していますね。何ステージも出たり、着る時間がないときは、あっちに走ってとか、こっちに走ってとか。自分がどのステージに出るかとか、全部を理解していないと、ステージに間に合わなくなってしまう。だから、恥ずかしくなくって。私はコスチュームとかの方が恥ずかしいんですよ。

――コスチュームだと、今回パッケージに載っているのが…。

スチュワーデスです(笑)。友達にもめちゃくちゃいじられました(笑)。これが一番恥ずかしいです(笑)。

――ファンの方はお楽しみですね(笑)。そんな今回の作品で、気に入っているポイントはありますか?

推しは、青い競泳水着です。このときはヒールのような靴を履かせてもらって、歩いたり、後ろからポーズをとってみたり。けっこうハイレグなので、攻めてます。表情も、セクシーな感じが多かったので、良かったんじゃないかな(笑)。自分的には好きで推してます。一番美脚に見えるかなって。視覚的に、(脚が出る位置が)高ければ高いほど、脚が長く見えるんです。でも、私は美脚推しでやらせてもらっているんですけど、意外と胸ももあるので、脚だけじゃないんですよ(笑)。楽しみにしていてください。

――グラビアからモデル、タレント、そしてまたグラビアへ。これまでのキャリアを振り返って、転機として挙げられることはありますか?

多ジャンルに手を出し過ぎて「自分がいったい何の人なんだろう?」と思ったときに、今の事務所に入ったんですよ。今の事務所に入ったのは、2年半くらい前なんですけど、初めて自分の意志で「これがやりたい!!」と思って、事務所を変えたんです。自分の中ではそれが転機でした。仕事というわけじゃないですけど、会社を変えたことが転機ですね。

軸として「ファッション誌のモデルをやりたい」という気持ちが、ずっとあったんです。でも「自分のやりたいことがやれていないな」という気持ちがあって、ずっと葛藤していたんです。それを、いま改めてもう一度グラビアをやったり「新しいことに挑戦しよう」と思ったのは、軸として自分がやりたいことをやれていたっていうのが、すごく大きかったと思います。

もともと、西川貴教さんと一緒に「西川貴教のイエノミ!!」という番組をやったり、ひかりTVの3時間生放送のMCをやらせてもらったり。「結局、一個一個の仕事が今の自分を作っているんだな」ということに、大人になってからじゃないと気づけなかったんですよね。

知ってもらうきっかけとしては、やっぱり「東レ」の水着キャンペーンガールは大きかったかな。16歳ですね。歴代最年少で、高校1年生でした。

――そんな岩崎さんが、お仕事をする上で大切にしている姿勢・考え方は?

今年で芸歴が13年になって、けっこう紆余曲折してきているので(笑)。一緒に仕事をしてきた子たちがバーン!!と売れたり、芸能系の高校に行っていたということもあって、周りがすごく頑張っているのを見てきたりしていて…。思ったのは「自分を追い詰めないこと」。「自分の気持ちいいポジションを探す」のが一番大事で、前はそれに気づけなかったんです。今より若い時は、できなかったなって。でも、今ではちょっと力が抜けました。

――今は気持ちいいポジションにいますか?

オンステージなので(笑)。気持ちいいですね。

――今後は、どんな風にキャリアを重ねていきたいですか?

グラビアで、自分のキャリアをちゃんと作りたいですね。近い目標としては、写真集とか、形にして、売り上げとしても、現実的なところで数字として出していきたいなと思っています。将来的には、お喋りが大好きなので、SHELLYさんみたいに、マルチに活動できるように。一杯勉強しないといけないんですけど(笑)。自分の長所を出していけるようなところにいたいですね。