NPO 法人ファザーリング・ジャパンは 5 月 19 日、新ファザーリング・スクール 2021 キックオフイベント「令和の子育てを父親の立場から考える"どう支援する?父親の産後うつと子育て"」をZoomにて開催する。
令和 3 年 2 月に閣議決定された育児・介護休業法改正案では、男性の育休取得促進に加え、2022 年度より出生時育児休業(男性版産休)が新設されることになった。
一方、同月に閣議決定された「成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針」では、「父親の産後うつ」や「父親の孤立」への対策が急務であることが指摘されている。その対策として子育て経験のある男性による「ピアサポート」の拡充が盛り込まれた。
同法人は、全国で父親支援やイクボスを推進する取り組みを行っており、2014年まではその一環として「ファザーリング・スクール」も実施していた。今回の閣議決定の内容を受け、2014 年に終了したファザーリング・スクールを「新・ファザーリング・スクール2021」(オンライン)として復活させる。
新しいファザーリング・スクールは、出産や子育てに悩む父親によるピアサポートをコンセプトとしている。プレパパ期から思春期までをクラスごとに幅広くカバーし、専門家による講義だけではなく、自身も子育て中の FJパパ会員が中心となり父親同士が相談しあう場を提供するという。全国の父親がオンラインで「つながり合い、サポートしあうこと」を目的としている。
キックオフイベントでは、スクールの概要の紹介のほか、令和時代の父親支援の鍵となる「ピアサポート」について考える内容も盛り込んだ。イベント開催時間は16時~17時。Zoomで開催するが、Youtube Live 配信も行う。イベント申込みは、Peatixで受け付けている。