東京2020組織委員会は、海外アスリートが参加して開催されたテストイベント4件について安全で安心な大会運営を確認したことを発表した。

今夏の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、テストイベントであるバレーボール日本代表国際親善試合、FINA飛込ワールドカップ2021、北海道・札幌マラソンフェスティバル2021、READYSTEADYTOKYO一陸上競技については、海外からアスリート、チーム関係者が来日し、テストを行った。

来日したアスリートおよびチーム関係者には、感染対策のため、空港における水際検査、滞在中毎日のスクリーニング検査、行動制限(ホテル・競技会場・練習会場等、行動先を限定)、動線分離・時間的分離による濃厚接触防止など、大会参加のための厳しいプロトコルを遵守したという。

4大会合わせて、700名以上のアスリート、6,000名近い運営関係者が参加。4月28日に、FlNA飛込ワールドカップ2021参加のために海外から来日した大会関係者(コーチ)1名が、空港検査で新型コロナウイルス感染症に陽性となった事案があったが、検疫所が指定した施設に移動。チーム関係者を含めて、当人に対する濃厚接触者が認められなかったことも速やかに確認している(4月29日既報)。

組織委員会は、「今回のテストイベントでの取り組みも踏まえ、世界から参加するアスリート・関係者と、受け入れていただく都民・国民の皆さま双方にとって、安全で安心な大会を開催すべく、引き続きコロナ対策に万全を期してまいります」とコメントしている。