アバンチュールという言葉を知っていますか? どこかで聞いたことはあっても、その意味について知らなかったり、なんとなく意味がわからないまま使ったりしている人もいるでしょう。本記事では、アバンチュールという言葉の意味や語源、使い方などを解説します。

  • アバンチュールとは

    アバンチュールの意味を正しく理解しましょう

アバンチュールとは

アバンチュールの意味や語源、使い方について解説します。

アバンチュールの意味

大辞林では、アバンチュールは「危険な恋愛、恋の火遊び」と説明されています。また、その場限りの短い恋愛・情事を表す言葉として、「ひと夏のアバンチュール」「旅先でのアバンチュール」などのように使用されます。

アバンチュールの語源は?

語源はフランス語の「Aventure」で、意味は冒険です。冒険という意味から転じて日本語では「危険な恋愛、恋の火遊び」のような意味で使われるようになりました。

特に日本語で使われるアバンチュールには「無分別なその場限りの情事」という意味合いもあり、簡単にいうと浮気や不倫も含まれます。しかし、気取った感じを出すために「アバンチュール」という外来語が使用されるようになったようです。

  • アバンチュールとは

    アバンチュールはフランス語が語源です

アバンチュールの使い方・例文

アバンチュールの使い方をいくつか説明します。

恋に危険が伴う場合に使われる

アバンチュールは危険な恋やその場限りの恋を表すときに使われます。

<例文>

  • 良くないと知りながらアバンチュールに足を踏み入れてしまった
  • 若いころのアバンチュールを思い出して胸が苦しくなった
  • 孤独を紛らわすためにアバンチュールに溺れる

昭和に良く使われていた死語

アバンチュールは昭和に頻繁に使われていた言葉で、今では耳にすることが少なくなりました。最近でも小説や歌詞で見かけることはあるかもしれませんが、昔ほど使われる言葉ではなくなったため、「死語」だと捉える人もいます。

アバンチュールの類義語・言い換え表現

アバンチュールの類語には「探検、冒険」などの未知の領域に足を踏み入れることを表す言葉が当てはまります。また、良くないとわかっていながら手を出してしまうという意味では「危ない橋を渡る」という言葉も類語になるでしょう。

危険な恋という意味では「略奪愛」「行きずりの恋」「浮気・不倫」などもアバンチュールの類語に分類されます。それぞれの使用例を見てみましょう。

探検、冒険

「探検、冒険」は未知の領域に足を踏み入れることです。

<例文>

  • 知らない土地を探検する
  • 私は親友とまだ見ぬ世界へ冒険に行くと決めた

危ない橋を渡る

「危ない橋を渡る」もアバンチュールの類語になります。これは、目的を達成するためにあえて危険な手段を使うことのたとえとして使われることわざです。

<例文>

  • 成功するためなら、危ない橋を渡っても構わない
  • ここは一発逆転を狙って危ない橋を渡ろう

略奪愛

「略奪愛」とは、恋人のいる相手に対して、相手と恋人との仲を引き裂いて自分と恋仲になるように仕向けることです。まさに「危険な恋」ですよね。

<例文>

  • 略奪愛の先にいい結果が待ち受けているはずがない

行きずりの恋

「行きずりの恋」の意味を説明します。「行きずり」には、(1)道ですれ違うこと。(2)道を行くついで。通りすがり。(3)ちょっとしたこと。かりそめ。その場かぎり。という3つの意味があります。

「行きずりの恋」の意味として当てはまるのは(3)のその場限りという意味です。つまり「その場限りの短い恋愛」となります。

<例文>

  • 行きずりの恋のつもりだったが、本気になってしまった
  • あの日の行きずりの恋が忘れられない

浮気・不倫

「浮気・不倫」は、恋人や結婚している人がいるにも関わらず、複数の人に心が移ることを指します。この言葉も、危険を伴う恋、悪いとわかっていながら足を踏み入れてしまう恋という意味で、アバンチュールの類語になります。

<例文>

  • 芸能人の不倫スキャンダルが後を絶たない
  • 婚約していたにも関わらず、恋人の浮気が発覚した

アバンチュールの対義語

アバンチュールが「危険な恋愛、恋の火遊び」なら、対義語としては、しっかりしていて危なげがないことを示す「堅実」や、まじめで真心があることを示す「誠実」が当てはまります。使用例を紹介するので、参考にしてください。

堅実

  • 私の母は、私の将来のことを考えて堅実に貯金してくれていた
  • お客様への対応は、常に親切丁寧で堅実でなければならない

誠実

  • 何歳になっても誠実さを忘れずに生きたいと思う
  • どんなことにも誠実に取り組む姿が印象的だった
  • アバンチュールの類語・対義語

    アバンチュールの類語・対義語

アバンチュールの英語での意味は?

アバンチュールは、フランス語が語源の外来語ですが、英語ではどのように表されるのでしょうか。意味や例文を説明していきます。

英語では「Adventure」

アバンチュールを英語で表すなら、冒険という意味をもつ「Adventure」が適しています。英語の「Adventure」の語源は、フランス語の「Aventure」にあります。英語は、フランス語から派生した言葉が多く「Adventure」もそのひとつです。

<例文>

  • Try something new. Put a little adventure in your life! (新しいことを始めてみたら。人生は少し冒険してみなきゃ)
  • My adventure was wonderful! (私の冒険はとても楽しかったよ!)
  • アバンチュールの英語での意味は?

    英語のアドベンチャーと日本語で使われるアバンチュールの意味は少し違います

アバンチュールの意味をしっかり理解しよう!

「危険な恋愛、恋の火遊び」という意味のアバンチュールについて解説しました。この言葉は特に昭和によく使われていた言葉で、日常会話の中で耳にすることは減りました。しかし、現在でも歌詞などで使われるため意味を知っておくと便利です。

また、類語や対義語もあわせて覚えることで、言葉に対する理解が一層深まります。アバンチュールの意味を正しく理解しておきましょう。