A-Stageの家電はデザイン性やコスパが高く、一人暮らしや少人数世帯から人気。2020年にライフスタイルブランド「Re・De」創設し、第一弾の製品となる電気圧力鍋「Re・De Pot」は、その性能の高さから目標台数を大きく上回るヒット製品になりました。

今回、A-Stageが5月12日にRe・Deブランド新製品発表会をオンラインで開催。Re・De Potの新色のほか、新製品の電気ケトル「Re・De Kettle」に加えて、Re・Deブランドの食器シリーズ「Re・De Dish」も披露されました。

  • 写真左からRe・De Kettle、Re・De Dish、Re・De Potの新色ホワイト

  • オンライン発表会にて新製品のコンセプトを紹介するA-Stage代表取締役社長 藤岡 毅氏。藤岡氏は親会社であるピクセラの取締役副社長でもあります

調理をサポートする電気ケトル「Re・De Kettle」

まったくの新製品として発表されたのは、「Re・De Kettle 温度調節電気ケトル 1L(品番:RD-K002BK/WT)」です。発売日は6月下旬で、直販価格は9,900円になります。

  • ケトルのサイズはW260×D135×H207mm、重さは約600g。プレート電源タイプのシンプルなデザインで、電源を含めたサイズはW260×D168×H236mm、重さは約900gになります。カラーはホワイトとブラックの2色

標準的な電気ケトルよりもやや大きな1Lという容量と、8段階の温度調整機能を搭載しているのが特徴。Re・Deブランドの製品らしく、デザインでも目を引きます。ケトル本体はホーローを思わせる質感をしており、レトロなコーヒーケトルのよう。また、とくにこだわっているのが曲線形の持ち手形状。非力な女性でも持ちやすい形を目指し、「持ちやすいデザイン」を追求するあまり発売日が延期されたのだとか。

  • 持ち手部分はつかみやすく、滑りにくそうな樹脂性。持ちやすさにこだわった形状になるよう、社内で延々と検討、検証を重ねたそうです

温度調整機能は、50・60・70・80・85・90・95・100℃の8段階。この温度帯にも理由があり、50℃なら野菜をシャッキリとさせる「野菜の50℃洗い」にぴったり。85℃なら味噌の風味を飛ばさずに美味しい味噌汁を作るのに最適。Re・De Kettleは「料理をサポートする」にも最適としています。

  • 日本茶や紅茶、コーヒーを美味しく淹れるにも、温度調整機能は活躍

  • 温度設定は電源ベース部で。ベースはシンプルな四角い立方体で、鍋敷きのような見た目

  • 葉物野菜なら20~30秒ほど50℃のお湯につけることでシャキシャキに

発表会ではフードディレクターの川上ミホ氏が登壇し、85℃の熱湯に最適な「みそ玉」を作るデモンストレーション。みそ玉とは、味噌に出汁となる鰹節をまぜ、さらに具材をまぜたりまぶしたりすることで作る保存食のこと。このみそ玉を椀に入れて85℃の熱湯をかけて混ぜるだけで、美味しい手作り味噌汁が楽しめるというものです。

  • オンライン会場で「みそ玉」の実演をする料理研究家の川上ミホ氏

  • 鰹節をませた味噌に乾燥具材などを入れ、団子状に丸めたみそ玉。色とりどりのアラレなどをまぶすことで華やかに。ラップに包んで冷蔵庫に入れれば、1週間ほど保存できるそうです

  • みそ玉に85℃の熱湯をかけて混ぜると美味しい味噌汁に。川上氏によると、85℃は味噌の風味を逃がさない絶妙な温度帯とのこと

このほか、最大30分間の保温機能や、空焚き防止機能、転倒時の自動OFF機能も搭載しています。

Re・De Pot新色は金継ぎした陶磁器をイメージしたホワイト色

人気の電気圧力鍋「Re・De Pot」には、新色となるホワイト色が加わりました。本体色は落ち着いた温かみのある白色。取っ手部分にも落ち着いた金色を採用しています。

  • 金色が使われていますが、全体的に上品な印象の新色ホワイト

Re・De Potはブラック色のハンドルに金色を採用していますが、新色のホワイトはまったく異なる金色。ブラックと比較するとツヤが抑えられており、黄色味が薄く上品な金色です。A-Stageによると、ホワイト色のイメージは「金継ぎした陶器」。金継ぎとは、割れたり欠けたりした食器を漆と金粉などで修復する技巧。修復後は食器が壊れる前より美しくなると、世界的にも注目されている技術です。

  • ツヤが抑えられ、サテンゴールドのような風合いのハンドル

  • デザイン性が高いので、調理した鍋をそのまま食卓に提供できます

Re・De Pot ホワイトは従来と同じく調理容量は2L。サイズはW288×D222×H244mm、重さは約2.8kg。最大炊飯容量は4合。発売日は5月下旬で公式直販価格は14,800円です。

なんとお皿も? コラボ製品としてRe・De Dishも発売

Re・Deは「ライフスタイルをReデザインする」というコンセプト。そこで、A-Stageは「家電で調理をしたら皿が必要」ということから、Re・Deブランドの食器も発表しました。それがRe・De Dishシリーズです。

Re・De Dishは大きく2シリーズあり、ひとつは耐熱強化された有田焼の「Re・De ARITA JIKI」、もうひとつは珪藻土で作られた「Re・De soil」シリーズ。

Re・De ARITA JIKIは直径13.6cmのSサイズ、直径18.5cmのMサイズ、直径23.2cmのLサイズという3サイズのプレート。また、直径13.6cmのSサイズと直径18.5cmのMサイズのボウルも用意されています。それぞれホワイトとグレーの2色から選べます。いずれも耐熱性がある強化磁器なので割れにくく、オーブンでも使えるとしています。

  • 全10種類のRe・De Dishシリーズ

  • プレートは全3サイズ。Sサイズが1,430円、Mサイズが2,530円、Lサイズが4,400円

  • ボウルは全2サイズ、Sサイズが1,980円、Mサイズが3,300円

  • SサイズとMサイズはプレートとボウルが同じ直径サイズなので、プレートをフタとして使うことも

一方、珪藻土で作られたRe・De soilからは、コースターとなる「Re・De soil コースター」も登場します。こちらは直径10cm、厚みが6mm。珪藻土素材なので、コップから発生する結露などの水滴もしっかり吸い込んでくれます。

  • 2枚セットで税込み1,980円のRe・De soil コースター