ビザ・ワールドワイド・ジャパンは5月11日、VisaがApplePayへの対応を日本で開始することを発表した。
Apple Payは、Appleが提供するデジタル決済サービス。VisaカードをApple Payに設定することにより、Visaのタッチ決済対応店舗、アプリやウェブ上などでシンプルでスピーディーかつ安心・安全に支払いが完了する。
Apple Payの新規設定は、5月11日から可能。現在Apple PayにVisaカードを設定している人は、今後自動的にVisaの決済機能が利用できるようになるが、利用開始のタイミングは各カード発行会社により異なる。
Apple Pay は、モバイル端末で Visa のタッチ決済を実現するためのVisaのセキュリティ・プラットフォーム「Visaトークンサービス」を採用している。Visa トークンサービスは、Visaカードの番号や有効期限などの情報をトークンと呼ばれるデジタル識別子に変換することで、ユーザーがモバイル端末を使用して買い物をする際に実際のカード番号を使わずに決済を行う技術。これにより、スマートフォンの紛失や加盟店への不正アクセス等によるカード情報の流出を防ぐことができ、安心・安全なデジタル決済を可能にする。
Visa代表取締役社長のスティーブン・カーピン氏は、「スマートフォンの普及や、昨今のコロナ禍における消費者の"非接触"に対する関心の高まりを受け、この度のApple Payへの対応が、日本におけるさらなるキャッシュレス化推進の原動力となることを期待しています」とコメントしている。