お笑いコンビ・次長課長の河本準一が3日、公式YouTubeチャンネル『河本じゅんちゃんねる』で、番組ディレクターともめていた出来事を振り返った。
この日公開された動画「【エンタの神様】次長課長のネタ。総合演出、五味一男さんを語る!」で、お笑いネタ番組『エンタの神様』(日本テレビ系)について語った河本。「僕のお笑い人生のなかでも、一番ケンカしたかな。ディレクターと一番もめたのが『エンタの神様』かもしれない」と言い、「面白いネタをやってほしいというディレクターの意見と、面白いネタはこれなんですっていう次長課長の意見が合わないのよ。だから、もめたっていうのは悪い表現ではなく、お互いに良いモノを作るために必要だった」と、その原因を説明した。
次長課長のように番組側ともめる芸人がいた一方、ディレクターや作家が考えたネタを受け入れる芸人もいたそうで、「それで覚悟を決める人たちもいたのよ。要はそっちの方が分かりやすいし。自分のネタじゃないけど、それはエンターテインメントなんです」とも。しかし、自分たちで考えていないネタがブレイクしてしまった場合、「本来じゃないやつを、これからずっと続けていかないといけない。それは嫌なわけですよ。名前を改名するくらい嫌なわけ」という心境を明かしつつ、「なんとかして擦り合わせたかったんだけど、どうにもこうにもならなかった」と語った。
また、相方の井上聡は、「さらに厳しい壁を持っている」そうで、「裏を返せば、愛情がたっぷりある、自分たちのネタに自信がある、曲げたくもない。だから、俺のファーストステージが通っても、セカンドステージがキツ過ぎて……。俺の中では大丈夫だろうと思ったことが、ここが通らない」と、スタッフの苦労を慮る場面も。最後に河本は、当時の担当ディレクターに向けて、「あのときは本当にすみませんでした。嫌な感じに思ってたわけでもなんでもなくて、本当にどうしていいか分からなかったんです。でも、曲げたくなかったっていうのが強くて」と真摯に謝罪していた。