FCAジャパンは5月9日までの期間限定で、「ジュリア GTA」ならびに「ジュリアGTAm」の確定注文受付を実施している。
「ジュリア GTA/GTAm」は、「Alfa Romeo(アルファ ロメオ)」の高性能スポーツサルーン「Giulia Quadrifoglio(ジュリア・クアドリフォリオ)」をベースに、大幅な軽量化とともに、更なる高出力化を実現したモデル。
確定注文に基づく受注生産モデルとなり、確定注文は全国のアルファ ロメオ正規ディーラーにおいて、4月26日から5月9日受け付ける。オーダー受付後には、アルファ ロメオ公式ウェブサイトに用意されるコンフィギュレーターに基づいての仕様詳細決定と、10%の頭金の振り込みが必要となる。納車は2021年末以降となる予定。
「ジュリアGTA/GTAm」は、「ジュリア・クアドリフォリオ」をベースとし、アルファ ロメオの歴史に名を刻んだ名車、「ジュリア・スプリントGTA」に敬意を表して開発された。1965年に発表された同モデルは、アルミニウムボディの採用などによりベース車に対して大幅に軽量化され、エンジン出力も高められるなど、性能が大幅に引き上げられた。その結果、世界各地のレースイベントにおいて数百の勝利を挙げ、伝説的なモデルとなっている。
その輝かしい歴史と技術の探求心を受け継いで復活したのが、「ジュリアGTA」となる。GTAとは「Gran Turismo Alleggerita(グランツーリスモ・アレッジェリータ)の頭文字を取ったもので、アレッジェリータはイタリア語で軽量化を意味する。また、「GTAm」の「m」は“モディファイド"を示し、2シーター化とロールバーの装着によりサーキット走行における特性を高めつつ、公道走行も可能なモデルとなっている。
大幅な軽量化にあたり、「ジュリアGTA/GTAm」は、カーボンファイバー製のボンネットやルーフに加え、フロントバンパーやフロントフェンダー、ルーフ、リアディフューザーにもカーボンを採用。さらに、「ジュリアGTAm」では、モータースポーツの世界から生まれたポリカーボネート樹脂素材のウィンドウをサイドとリアに採用し、それぞれベース車に対して約50kg、約100kgの軽量化を実現した。
さらに「ジュリア GTA」ならびに「ジュリアGTAm」共に、新設計のチタニウムを使用したアクラポヴィッチ社製エキゾーストシステムを搭載し、官能的なサウンドが追求されている。メーカー希望小売価格(税込)は、「ジュリア GTA」は2,064万円、「ジュリアGTAm」は2,198万円。