元乃木坂46の衛藤美彩が、ミュージックストーリーシリーズ「Music Story produced by ABEMA」の第2弾として9日8時よりABEMAビデオにて配信されるショートドラマで、自身初の妊婦役に挑戦し、花嫁姿を披露している。
音楽を独自の視点で解釈し、そこから紡がれる物語をショートドラマ化するミュージックストーリーシリーズ「Music Story produced by ABEMA」の第2弾として、男性デュオ・#がけぷちの「おぼろ月」をショートドラマ化。母の日である5月9日8時よりABEMAビデオにて配信された。
同シリーズは、インスタ流行語大賞にもランクインした『17.3 about a sex』や、ATP賞テレビグランプリのドラマ部門にて奨励賞を受賞した『僕だけが17歳の世界で』ほか、数々のヒットドラマを手掛けたプロデューサー・藤野良太氏が参画した映像プロジェクト。“音楽にはドラマが宿っている”のコンセプトのもと、人生の岐路に立つ機会の多い20代男女に向けて様々なアーティストの楽曲を再解釈し、オリジナルのストーリーをのせてドラマ化している。
このたび配信された「おぼろ月」は、母から娘への“繋ぐ”がテーマ。子を授かった娘が、余命わずかな母へ、病院で行われる結婚式で感謝を伝える“母と娘の物語”。主演の衛藤は、若い頃には母へ反抗ばかりしてきたものの、自身が母になったことで、母から自分に注がれていた深い愛情を理解し、最期のときが近づく母へ感謝を伝える娘役を熱演しる。
劇中ではウエディングドレスに身を包んだ衛藤が、美しい花嫁姿のみならず、自身初となる妊婦姿も惜しみなく披露。普段はモデルやタレントとして活躍し笑顔のイメージの強い衛藤が、母との別れに悲しみの表情を見せたり、母へ感謝の手紙を朗読しながら大粒の涙を流すなど、女優としての新たな一面に注目だ。
また、母親役は女優の西田尚美が務め、幼い娘と笑い合ったりケンカした日々から病におかされた現在まで、いつまでも娘を大切に思う母親役を好演している。
衛藤は「今回この作品に挑戦させていただくことになったきっかけが、実は私の母が、今回私が演じた役と“全く同じ経験をしているから”だったんです」と出演の経緯を明かし、母親役の西田は「私も今は母になり娘がおりますので、娘の未来に思いを馳せるような、そんな映像になっているなと思いました」と語っている。
衛藤と西田のコメントは以下の通り。
■衛藤美彩
――完成した作品に対する感想
実際に映像と音楽が合わさった作品を見て、お芝居のとき以上に“命を繋ぐことの大切さ”を改めて感じました。私も自分の母に沢山の愛をもらっていたんだ、と温かい気持ちになりました。そして、母だけではなく、祖母、ご先祖様が命を繋いでくれたから、今の私がいるんだと思うと感謝の気持ちが溢れてきました。いつの日か私もその命のバトンを受け取って、繋いでいきたい。そう心から思えた作品です。
――演じるうえで意識したことやチャレンジしたこと
今回この作品に挑戦させていただくことになったきっかけが、実は私の母が、今回私が演じた役と“全く同じ経験をしているから”だったんです。小さい頃から母の話を聞いていたので、私にとってドラマの中のお話ではなく、よりリアルで身近な世界のお話でした。母にその時の気持ちと今の想いをインタビューして、役作りをイメージしました。
――母の日の思い出
子供の頃は、母の日には、兄とお小遣いを出し合って赤いカーネーションの花をプレゼントしていました。大人になると、私は上京してなかなか会えなくなったので、お花を届けたり、化粧品をプレゼントしたり、数年前は電動自転車をプレゼントしたりしました。お花から、どんどん実用的なものになっています。いつになっても母の喜ぶ顔が大好きです!
――本作品の配信を楽しみにしている視聴者へメッセージ
母から娘へ、また娘から母へ、そして我が子へと この作品には沢山の愛のリレーが繋がれています。今は、会いたい人にすぐに会いに行けない日々が続いていますよね。だからこそ 大切な人へ『ありがとう』そう言葉でしっかり愛を伝えて欲しいと思いました。この作品と母の日をきっかけに、改めて命を繋ぐことの大切さ皆さんにも感じていただけたら嬉しいです。
■西田尚美
――完成した作品に対する感想
母娘のつながりが、とても愛おしく感じました。自分の子どもの頃の母とのことを思い出しました。私も今は母になり娘がおりますので、娘の未来に思いを馳せるような、そんな映像になっているなと思いました。
――母の日の思い出
毎年娘からお手紙をもらっていますが、読み返してみると、最初のころは字も拙くて、誤字などあったのが年々文章になってきて、字もきれいになってきて、本当に少しずつなんですが、そういうささやかな成長が嬉しくて、この子のお母さんになれて良かったなぁと。いつまでお母さんありがとうと言ってくれるのかなぁ…。
――本作品の配信を楽しみにしている視聴者へメッセージ
この作品をご覧になって、お母さんにちょっと連絡してみようかな、なんて思っていただけたら嬉しいです。
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