土屋鞄製造所は4月30日、「ランドセル選び」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は4月14日〜15日、2022年春に小学校に入学する子どもを持つ親326名を対象に、インターネットで行われた。
ランドセルを購入するにあたり重視していることを聞いたところ、「子どもが好きな色・デザインであること」(71.5%)が最も多く、次いで「長く使える素材・デザインであること」(64.4%)、「軽さ」(52.5%)と続いた。
一方、自分が小学生だった頃のランドセルの色を教えてもらったところ、「赤」もしくは「黒」が約9割を占める結果に。「当時を振り返り、もっと多くのカラーやデザインを自分で選択できれば良かったと思いますか?」と聞くと、64.5%の親が「選べたら良かった(とても+やや+どちらかといえば)」と回答した。
また、ジェンダーレスとランドセルのカラーについて、「性別による固定概念をなくした方がいいと思いますか?」と質問したところ、83.1%の親が「共感する(とても+やや+どちらかといえば)」と回答。ランドセルも「男の子は黒、女の子は赤が主流」といった従来の傾向が、ますます薄れていることがうかがえた。
次に、コロナ禍における「ラン活(店舗や展示会に足を運び、理想のランドセル選びをすること)」について調査を行った。まず、コロナ禍のランドセル選びで不安なことや悩みについて尋ねたところ、「人混みが気になる」(44.5%)、「実店舗に行けず、実物を見ずに買うのが不安」(35.6%)、「感染リスクが不安」(31.6%)が上位に。
そこで、「自宅での試着やアプリ等での擬似体験ができるとしたら、行いたいと思いますか?」と聞いたところ、「非接触で行いたい(とても+やや+どちらかといえばの計)」と回答した人は72.7%、「アプリ等での疑似体験を行いたい(計)」という人は78.5%、「自宅での試着を行いたい(計)」という人は84%にのぼった。