NHK連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーが6日、都内の同局で行われ、今月15日に最終回を迎える『おちょやん』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか)で主演を務めている杉咲花が、17日スタートの『おかえりモネ』に主演する清原果耶に“朝ドラマヒロイン”のバトンを繋げた。
杉咲は「おかえりモネ」と大きく書かれた特製デザインの“のれん”を清原にプレゼント。『おちょやん』では大阪・道頓堀を舞台に女優として活躍した浪花千栄子さんをモデルにしたヒロインを熱演した杉咲は、「のれんは劇場では楽屋にかけられるものでもあり、芝居の街・道頓堀の象徴と。そこで『おかえりモネ』の特製デザインの“のれん”を作りましたので、お贈りします」と語った。
受け取った清原は「のれんって、すごく趣があって私自身大好き。『おちょやん』と『おかえりモネ』の作品の世界観が素敵に組み合わさっていてとてもうれしいです。さっそく飾りたいです!」と笑顔で喜んだ。
一方、清原は朝ドラヒロインを演じきった杉咲に、宮城県登米(とめ)市の木工職人による「手作りのお盆」を贈った。清原が演じる百音は気象予報士を志すヒロイン。「お盆」は百音が青春を送った登米の豊かな森から作られたもの。清原はプレゼントとともに「スギの木で作られたお盆からは森の香りを感じられます。是非、使って、飾って、長い撮影の疲れを癒やしてください」と労いの言葉をかると、杉咲は「最近は手料理などに興味がでてきて、お盆があるだけで食卓が豊かになるなと思っていたので、すごくうれしい。大事に使います」と感謝した。
朝ドラ104作品目となる『おかえりモネ』は、宮城県・気仙沼に生まれ育ち、「森の町」登米で青春を送るヒロインが、天気にとことん向き合う気象予報の仕事を通じて、人々に幸せな未来を届けていく希望の物語。清原は「いま、まさにモネとして突っ走っている真っ最中。昨年9月末にクランクインしてからあっという間に7カ月経って、キャスト、監督、スタッフの皆さんとわいわいしながら撮影できている。毎日撮影に来るのが楽しい!」とコメントしている。
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