TwitterのiOS/Androidアプリが、縦長の画像サムネイルをタイムライン上で縦長のまま表示できるようになった。Twitterアプリをアップデートしなくても既に利用可能だ。

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    Twitterアプリが、縦長の画像サムネイルをタイムライン上でフル表示可能に(右)

これまでTwitterのタイムライン上の画像は、縦長・横長問わず一部がクロップされた(切り抜かれた)状態で横長に表示される仕様だった。今回の機能強化により、縦長の画像はそのまま縦長く表示されるようになったかたちだ。

編集部で試したところ、アスペクト比が3:4もしくは8:10の画像を1枚投稿した場合、クロップなしのフル表示ができた。9:16や1:2などの比率では、一部がクロップされた状態で縦長にサムネイル表示された。なお、縦長画像であっても複数枚(2〜4枚)の場合は、従来と変わらず画像の一部が横長にクロップ表示される。

攻撃的な返信に再検討促す機能。英語アカウントから展開

米Twitterは現地時間5月5日、攻撃的な返信(リプライ)をしようとすると内容を再検討するよう促す仕組みをiOS/Androidアプリに導入した。まずは英語設定を有効にしたアカウントから展開する。

Twitterで他人にリプライによる返信を送るとき、侮辱的な表現や乱暴な言葉づかい、人を不快にさせる表現が含まれていると、返信を一時停止。「ツイートする前に確認しませんか?」(Want to review this before Tweeting?)という警告文を表示し、ツイート・編集・削除のいずれかの操作をユーザーに求める。

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    攻撃的な返信に再検討促す機能。英語アカウントから展開

この機能は2020年5月からテスト導入されており、初期のテストでは同機能のアルゴリズムが「不快な言葉」と「友好的な冗談」を区別できなかったが、多数のフィードバックを集めてエラーに対処し、アルゴリズムを改善した。

具体的には、会話するアカウント同士の関係性を考慮するようになっており、たとえば2つのアカウントがフォローし合い、頻繁にやり取りしている場合は「好ましいコミュニケーションのトーンをよりよく理解している可能性が高い」(冗談が通じる)と判断するそうだ。他にも、“冒とく的な表現を含む強い言葉”を正確に検出するためのテクノロジーの改善等も行われている。

同社によると、この確認画面が表示された場合、34%の人が最初に書いた返信を修正するか、返信をやめたという。また、1度この画面が表示された人は、攻撃的な回答を作成する割合が平均11%減ったとのこと。