女優の上白石萌歌が、WOWOWで今秋スタートする宮部みゆき原作の連続ドラマ『ソロモンの偽証』で主演を務めることが明らかになった。
原作は売上累計300万部オーバーの超ベストセラー。1990年代の公立中学校を舞台としているが、今回のテレ ビドラマ版ではSNSが普及する現代の私立高校に置き換え、全8話で壮大な世界を描き切る。あるクラスメイトの死をきっかけに、1人の高校生・藤野涼子(上白石)が、前代未聞の学校内裁判で死の真相に迫っていくヒューマンミステリー。
主人公である藤野涼子を演じる上白石は、本作が連続ドラマ初主演。「脚本に並ぶ言葉がどれもとてつもない熱と力を帯びていて、発することで自分が負けてしまわないかと不安になるほどでした。藤野涼子は誰よりも責任感が強く、ひとりで多くのことを背負って生きる女の子です。彼女自身をどうにか救ってあげたいという一心で藤野涼子を生きようとしました。今作はオリジナルとは異なり、高校生という年齢設定で物語が進んでいきます。高校生ならではの心の機微や葛藤を繊細に表現することを意識しました。私なりの藤野涼子としてのまなざしを感じていただけたらと思います。さまざまなものが多く錯綜する中で、真実とは何か、偽りとは何か、正義とは何かを必死に問う物語です。真実に辿り着いた時、どんな光景が彼女たちを待っているのか、ぜひ見届けてください」と自身の役への思い、そしてドラマの見どころについて語っている。監督は権野元、脚本は篠﨑絵里子、音楽は羽岡佳。