俳優の賀来賢人が、7月スタートのTBS系日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』で、厚生労働省の官僚であり医師という“異色の役柄”を演じることが5日、わかった。自身初の医師役となる。
本作は、都知事の命で新設された「TOKYO MER」という救命救急のプロフェッショナルチームを舞台とする本格救命医療ドラマ。「TOKYO MER」のリーダーで、驚異的な救命技術を持つスーパー救命救急医である主人公・喜多見幸太を、鈴木亮平が演じる。
“MER”とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、彼らの使命は、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施すこと。“一人も死者を出さないこと”が、彼らに課されたミッションである。
このたび、救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」のチームメンバー・音羽尚(おとわ・なお)役で、賀来賢人の出演が決定した。賀来が演じる音羽は、厚生労働省の官僚でありながら医師でもある医系技官。若手エリート官僚として厚生労働大臣の意を受け、「TOKYO MER」に正式認可を与えないために派遣された、いわばスパイ。命懸けで救命にあたるMERチームのリーダー・喜多見に反発するという役どころだ。
何よりも患者の命を優先して突っ走る喜多見と冷静沈着でクールな音羽という対照的な二人。だが、実は音羽は「より多くの命を救うため、官僚として理想の医療を実現する」という熱い夢を持っていた。そんな2人がいつしか共鳴し、最高のバディとしてひたむきに命に向きあう姿に注目だ。
賀来は、劇場版も公開され大ヒットした『今日から俺は!!』(2018年・日本テレビ)でのコミカルなヤンキー役から、『半沢直樹』(2020年)の証券会社の熱きプロパー社員役まで幅広い役を演じてきた。今作では、自身初の医師役に挑戦する。本格的な医療シーンが見どころの本作において、専門的で高度なオペシーンにも挑む。
賀来は「台本を読んで、撮影がとにかく大変になるだろうなと思ったほど、スケールがとても大きい作品です。脚本家の黒岩勉さんの『TOKYO MERのメンバーがヒーローに見えるような作品にしたい』というイメージを聞いて、すごくワクワクしています。私が演じる音羽は、厚生労働省の官僚であり医師でもあるという複雑な役です。鈴木さん演じる喜多見とは対照的な役柄ですが、音羽には音羽なりの正義があると考えています。クールなキャラクターですが、実際のところはどうなのか、放送を楽しみにしていただければと思います。放送を観て、また次の日も頑張ろうと思えるような作品になるよう頑張りますので、ぜひ皆様に観ていただければうれしいです」とコメントしている。
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