きょう6日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『桜の塔』(毎週木曜21:00~)第4話で、俳優の玉木宏演じる上條漣と吉田鋼太郎演じる権藤秀夫が、一騎打ちを繰り広げる。

  • 左から吉田鋼太郎、玉木宏=テレビ朝日提供

『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ 19年)で東京ドラマアウォードグランプリなど数々の賞を総なめにした脚本家・武藤将吾氏によるオリジナル作『桜の塔』。警察ドラマだが、王道の犯人VS警察ではなく、警視総監を目指して巻き起こる組織内のパワーゲームに焦点を当てた人間ドラマを描く。

先週放送の第3話では、あらゆる手段を駆使して「出世の階段」を突き進む警視庁キャリア組の警察官・上條漣(玉木)が警視正に昇進し、警務部へ異動。「警察の中の警察」と呼ばれる監察官として、警視庁内部で起きた押収品横流し事件の主犯が捜査一課の刑事・高杉賢剛(長谷川朝晴)だと突き止めた。

第4話では、高杉を裏で誘導した人物を問いただし、その真意に迫る。その人物により、警察官だった漣の父・勇仁(岡部たかし)の自殺を警視庁の上層部に思い出させるために今回の事件を起こしたこと、さらに、本当は勇仁が自殺ではなく、何者かに首をくくるよう強要されたことが明かされる。

すべては「薩摩派」によって仕組まれた可能性が高いと聞いた漣は、父を死に追いやった真犯人を暴くため「薩摩派」トップに君臨する権藤(吉田)を相手に、壮絶な一騎打ちを繰り広げていく。

『ギルティ 悪魔と契約した女』(フジテレビ 10年)以来の共演となる玉木と吉田。鋭い眼光を光らせる権藤の本性をあぶり出しながら、物語の鍵を握る新情報が露呈していく2人の激突は、台本上12ページにもわたる珠玉のシーン。最後には、父の死の真相につながる驚がくの事実が発覚し、真犯人が登場する。