損害保険ジャパンは4月27日、「自転車保険に関するアンケート」調査の結果を発表した。調査は1月26日~3月30日、全国の10代以上の自転車利用者4万7,090名を対象にインターネットで行われた。
はじめに、居住地域において、自転車保険の加入が条例で義務化・努力化されているか聞いたところ、「はい」が41.4%、「いいえ」が16.9%となり、4割近くの人が「わからない」(41.7%)と回答した。
また、自転車の加害事故例として、数千万円の賠償金を支払わなくてはならないケースがあることへの認知については、80.8%が「知っている」という結果に。そこで、自転車搭乗中の事故における「賠償」もしくは「ケガ」を補償する保険への加入状況を聞いたところ、63.1%が「加入している」と回答。「加入していない」(14.4%)、あるいは「わからない」(22.5%)という人が約36%を占めた。
自転車保険の加入率を、条例制定の有無で比較すると、加入が義務化されている自治体の加入率は66.3%であるのに対し、義務化されていない自治体では55.2%と、約10%の差があることが判明。加入率を都道府県別にみると、「滋賀県」(74.8%)、「京都府」(74.4%)、「兵庫県」(72.5%)で7割を超えた。
最後に、自転車保険に加入しない理由を尋ねたところ、「自転車保険について考えたことがなかった」(50.8%)が突出して高く、次いで「保険料が高いから」(20.3%)、「加入手続きが煩わしいから」(19.0%)と続いた。