声優の木村昴が、あす1日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『泣くな研修医』(毎週土曜23:00~)の第2話で初の父親役に挑む。放送に先がけ、木村が撮影の感想や声優と俳優の違い、主演・白濱亜嵐(EXILE/GENERATIONS/PKCZ)とのエピソードを語った。

  • 木村昴=テレビ朝日提供

地方の大学医学部を卒業して上京し、牛ノ町総合病院の外科で研修することになった研修医・雨野隆治(白濱)が、先輩医師や上司から怒られてばかりの厳しい現実に打ちのめされながらも、同僚の研修医たちと成長していく姿を描く同作。

本格的なドラマ挑戦は今回が初となった木村は「正直最初はビビってました(笑)。本当に何もわからなかったので、皆さんを見ながら『撮影現場ってこんな感じなんだ!』って勉強させていただきました」と感想を述べ、声優の現場とドラマの現場との違いについて「声優はセリフを覚えることがないので、セリフを覚えるのが大きな違い」「リアリティのあるお芝居をする。というところは苦戦しました」と語った。

初の父親役の役作りには「僕の中にあるわずかな父性を最大限に出しました(笑)。子どもを持つ父の気持ちを連想して挑みました」と明かす。そして初共演の白濱へは「初日から白濱さんが話しかけてくださって、緊張がほぐれた状態で撮影に臨めたのがすごくありがたかったです」と「僕が一方的に思っているだけかもしれないですけど、めちゃくちゃ仲良くなりました!」と打ち解けたことを話した。

■木村昴 コメント全文

本格的にドラマに挑戦させていただくのが初めてだったので、正直最初はビビってました(笑)。本当に何もわからなかったので、皆さんを見ながら「撮影現場ってこんな感じなんだ!」って勉強させていただいたんですけど、そんな中でも初日から白濱さんが話しかけてくださって、緊張がほぐれた状態で撮影に臨めたのがすごくありがたかったです。それ以降、「昴く~ん!」って言ってくれるようになって、もうマイミクくらいの仲になったと思います(笑)。僕が一方的に思っているだけかもしれないですけど、めちゃくちゃ仲良くなりました!

ドラマの現場は普段と大きな違いがいくつもありました。まず、声優はセリフを覚えることがないので、セリフを覚えるのが大きな違いの1つでした。あとは、ドライ、リハーサル、本番みたいな撮影するまでの順序はほぼ一緒なんですけど、ドライのテンションと本番のテンションどうしようとか悩みましたね。お芝居の質みたいなのがちょっと違っていて、僕は声優でありながら、舞台もやってきたのでお芝居がデカいんです。舞台は後ろの人まで見えるように大きければ大きいほど良くて、アニメーションも誇張するものですけど、ドラマはなるべくリアリティのあるお芝居をする、というところは苦戦しました。でもありがたいことに監督が「舞台みたいで良いね! 面白い!」と言ってくださってよかったです。そう言っていただけて励みになりました。でも、今後は共演した皆さんのような自然なお芝居も勉強して挑戦してみたいなと思っています。

役作りは僕の中にあるわずかな父性を最大限に出しました(笑)。仕事柄、子どもたちと触れ合う機会も非常に多いので、それなりに子ども心は理解しているつもりです! その子どもを持つ父の気持ちを連想して挑みました。演じていて思ったことは、僕に子どもが生まれたら絶対に今回の役の感じになるだろうなと(笑)。

僕の初ドラマ出演作品、なにがなんでも見ていただきたいです! 白濱亜嵐さんが驚くほどイケメンです。シリアスな部分もありつつ、クスッと笑える部分もあるので楽しんでいただきたいです。逆境や壁にぶち当たって泣きそうになる研修医、若者たちが、それでも立ち上がって前を目指すというメッセージがあるドラマですので、特に壁にぶち当たっている方に見ていただけたらなと思います。泣くなというタイトルですけど全然泣いてくださいね。