お笑い芸人のケンドーコバヤシが、28日に放送されたテレビ東京系バラエティ番組『あちこちオードリー ~春日の店あいてますよ?~』(毎週水曜23:06~)にゲスト出演し、故・横山ノックさんとのエピソードを語った。
オードリー・若林正恭から「コバさんがデビューして今日までで、一番“ケンコバ”が出てた仕事は何ですか?」と聞かれ、「結果、未遂に終わってんけど……」と切り出したケンコバ。
「横山ノックさんが知事やってた時。応援は行ったらあかんのやけど、知事になってからのやつは手伝いに来てくれみたいな。若手芸人が」と横山さんの府知事時代に駆り出されたことを思い返し、「(自分が)めちゃくちゃ尖ってる時やったから、めっちゃ嫌やってんけど、知事と一緒に川に稚魚を流そうみたいな。苔を食べてくれるからきれいな川に戻りますと」と放流イベントに参加したことを回顧した。
「これは芸人として絶対にやったらあかん」と不満を抱いたようで、「まだその時、芸人が何かも分かってないから。平和になっていくことも絶対にあかんと思ってた笑」と若かりし頃の自分を思い出して苦笑。
「ノック師匠が川に稚魚を『放流するぞ!』って持って来た時に、俺、おかしかったのかな。『放流するぞ!』の途中ぐらいでドロップキック決めてた」と自身の問題行動を告白し、「『お前ら見とけ! このタコを川に放り込んだるからな!』と言うたんよ」「でも気がついた時には、SPの膝の下で寝てた」と、止めに入ったSPに取り押さえられたことも打ち明けた。
「その時にパッと目を開けたら、ノック師匠がタコ踊りをしてたのよ」とケンコバ。「俺、そこで敗北感というか。『芸人ってこうなんやねん』って教えて頂いたというか」と芸人人生の転機になったことを明かし、「恥ずかしくて恥ずかしくて」「やばかったね、あのときは」と苦い記憶を懐かしんでいた。