JR九州は、鹿児島中央駅西口地区の「まちづくり」の核となり、新たなランドマークとなる開発計画の概要を発表した。鹿児島中央駅と直結した地上10階建ての商業・オフィスビルと立体駐車場からなる複合施設をI期開発とし、2023年春の開業をめざす。
JR九州はこれまで、鹿児島中央駅西口地区の「まちづくり」について、関係機関との協議を重ねながら検討を進めてきたという。今回のI期開発の後、II期開発として定住人口の増加によるにぎわいの拡大をめざし、住居等の開発を計画しており、鹿児島中央駅周辺のまちづくりを進めていく。
鹿児島中央駅西口地区の「まちづくり」は、鹿児島市などにより実施予定の道路整備計画と連携し、地域交通の課題解決や歩行者空間の整備によるにぎわいの創出をめざしている。開発敷地面積は9,500平方メートル(I期開発6,500平方メートル、II期開発3,000平方メートル)で、商業、オフィス、住居、駐車場などによる複合的なまちづくりをめざす。
I期開発では、商業・オフィスビルと立体駐車場からなる地上10階建てのビルを建築し、1~3階は商業施設、4~10階はオフィス、ビル直結となる立体駐車場は240台が駐車できる規模となる。BCP対策や感染症対策、環境負荷軽減(脱炭素)対応、ICTの活用を行い、鹿児島エリア最新鋭の施設をめざすとのこと。2021年秋に工事に着手し、2023年春にI期開発開業予定となっている。
II期開発は、I期開発開業後の工事着手をめざし、関係機関との協議を進めていく。定住人口の増加によるにぎわいの創出に向けた住居などの開発計画を検討し、JR九州のめざす「住みたい、働きたい、訪れたい、まちづくり」を実現するとのこと。