フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、コロナに翻ろうされた銀座の一流クラブの1年を追った『銀座の夜はいま…2~菜々江ママとコロナの1年~』を、5月2日に放送する。

  • 「クラブNanae」の唐沢菜々江ママ=フジテレビ提供

女性キャスト総勢50人、月の売り上げは1億円超えという当時、銀座でもっとも勢いのあるクラブと言われていたのが「クラブNanae」。経営者である唐沢菜々江ママ(47)は銀座で働いて22年、銀座の伝統を守りながら、型にはまらない柔軟な手法で客足を伸ばし、開業1年で絶大な人気を誇るクラブに成長させた。

しかし2020年春、その状況は一変する。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、菜々江ママは営業休止を強いられた。その厳しい現実を放送したのが2020年5月。カメラは菜々江ママの「それから」の1年を追い続けた。

緊急事態宣言が延長された結果、営業休止は2カ月半におよび、その間、店の収入は途絶え、月に2,500万円以上の固定費が重くのしかかる。膨らみ続ける赤字…店を存続させるため金策に奔走するが、菜々江ママの体に異変が起きる。

ようやく、「クラブNanae」の営業が再開するものの、“夜の銀座”は世間から敬遠され、コロナ以前に比べて客は激減。お金を稼ぐどころか「収入がない」と店を離れていくホステスや従業員たち…「銀座の一流」を誇りにしていた店は、大混乱に陥ってしまう。

そして、追い討ちかけるように、2度目の緊急事態宣言の発令。終わりなきコロナ禍で、菜々江ママは、大きな決断を求められる…。

誰もが経験したことのない事態の中、夜の銀座で生きる人々の苦悩の1年を、女優・小池栄子のナレーションで追っていく。

(C)フジテレビ