女優の比嘉愛未が、テレビ東京系ドラマ Paravi枠『にぶんのいち夫婦』(6月2日スタート 毎週水曜24:40〜)の主演を務めることが30日、明らかになった。
同作は小説投稿サイト・エブリスタにて連載され、マンガボックスにてコミカライズ化された、原作・夏川ゆきの、漫画・黒沢明世による同名作品の実写化作。結婚2年目、32歳の主婦・中山文(比嘉)は、イケメンで誠実な夫とは周囲も羨むような仲良し夫婦だったが、ある日夫のスマホに届いた、見知らぬ女性からの意味深なメッセージが大きな亀裂を生んでいく。
夫の浮気疑惑、セックスレス、仕事や友達関係などの問題を描き、嘘と真実、純愛と裏切りが交錯する同作。書籍は累計150万部を突破し、マンガボックス、LINEマンガ、コミックシーモアを始め、各電子書籍ストアで上位にランクインする、今、最も勢いのある作品を初のドラマ化となる。
比嘉は本作の主人公・文を演じ、同局のドラマ初主演となる。確かな演技力と凛とした美しさの中に持つ繊細な感情表現で、文の女性としての強さや弱さ、募っていく夫への不信感をリアルに演じていく。今まで比嘉が見せたことのない大胆な役柄にも注目となっている。同作は動画配信サービス・Paraviで5月26日21時より独占先行配信も決定している。
比嘉愛未 コメント
・『にぶんのいち夫婦』のオファーを受けた時の思い、原作・台本を読んだ感想などをお聞かせください。
ずっと恋愛ドラマを演じたいと思っていたので嬉しい気持ちと、主演という責任をどっしりと感じています。原作を読ませて頂きましたが、すれ違う夫婦の姿に何度も胸が苦しくなって涙しました。結婚=幸せ。とは限らないものなのだという事も。他人同士が家族という形を作ることは難しいという事も学ばされた気がします。
・演じられる主人公・中山文の印象をお聞かせください。また、文に共感できるところはありますか?
文はとても素直で、心優しい女性。だからこそ自分の想いを伝えるのを躊躇してしまったりと不器用な部分も感じました。文の心の声、自問自答する部分などは私も良くするのでとても共感出来ます。自分の心の声と、世間の声。その間で常に葛藤しながら人は生きていくんでしょうね。
・文を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。また、これから撮影が始まりますが、楽しみにしていることはありますか?
文の繊細な心の描写を丁寧に、三十代の今だから出せる自分の表現をしていきたいと思います! 新たなチームでの作品作り、どんな出会いがあるのか今からとても楽しみです。
・見どころなど、視聴者のみなさんにメッセージをお願い致します。
人はどこまで信頼出来るのか、恋愛は特に試される様な気がします。この作品を通して、人との繋がりの尊さを感じて頂けるようしっかりと演じていきますので、ぜひご覧下さい。
原作・夏川ゆきの コメント
にぶんのいち夫婦の原作はほぼスマホで書きました。ひとりで小さい画面に向かってぽちぽち打っていた文字が、まさか漫画になりドラマになるなんて。人生夢だらけですね。ここ数年びっくりの連続です。しかも主人公の文を比嘉愛未さんに演じていただけると聞き、嬉しさのあまり一晩眠れませんでした。この調子だと6月までに慢性的な睡眠不足に陥りそうですが。ドラマの完成を楽しみに、引き続きドキドキしながら待ちたいと思います!
漫画・黒沢明世 コメント
マンガでは登場人物の胸のうちを読者が追いやすいように表現を工夫していますが、ドラマでは役者さんの表情の変化や仕草による細やかな心理描写が見られそうですね。連載中のドラマ化は初めてで緊張していますが、私も一視聴者として比嘉さんの文ちゃんを存分に楽しませていただきたいと思います!
田辺勇人(テレビ東京ドラマ室プロデューサー) コメント
夏川先生、黒沢先生から大切な原作をお預かりし、『にぶんのいち夫婦』を連続ドラマ化します。放送・配信スタートまで、もう少しお待ち頂けると嬉しいです! 宜しくお願いします。
女性を中心にファンが多いこの人気作を、どう映像化するか? どう視聴者に楽しんでもらうか? 脚本家の川﨑さん、スパークルの塩村プロデューサーに女性ならではの感性と視点で物語を構築してもらい、そこに松田監督始め実力派の演出陣に、テレ東深夜のパラビ枠だからこそできるエッセンスを加えて頂きます。主演には数多くのドラマ、映画で活躍する比嘉愛未さんをお迎えします。ありきたりな表現ですが、“今までに見たことない比嘉愛未”が、この『にぶんのいち夫婦』では見ることができます。真摯に役と向き合い、大きなチャレンジに挑む比嘉さん演じる文(あや)をぜひ楽しみにして下さい!
夫婦とは何か?を追いながら、愛情や友情、そして言葉にしたいけどできない目に見えないものを描きます。さらに! ラブストーリーの中にサスペンスやミステリー要素を入れ込み、見始めると止まらないスピーディーな展開にも注目です。そしてこの時代。ドラマに出来ること、伝えられることは本当に小さなことかもしれません。でも、その小さなことがドラマ『にぶんのいち夫婦』を見てくれた人の救いや楽しみになると信じています。地上波並びに配信で多くの人に見てもらえるよう、キャスト・スタッフ全員で中毒性のある”ざわハラ”ドラマを目指しますので、ぜひご期待下さい。