昨年7月に亡くなった俳優・三浦春馬さん(享年30)が所属する芸能事務所・アミューズは27日、公式サイトを通じ、「一部の団体または個人」から発信される情報などについて「毅然として対応していきます」と表明。ファンに向けて、注意を促した。

三浦春馬さん

同社は、「いつも三浦春馬にたくさんの想いを寄せてくださりありがとうございます」の書き出しから、「多くのファンの皆様が、彼を愛してくださり、様々な形で想ってくださることに、心より感謝申し上げます」とメッセージ。

「しかしながらその一方」と続け、「一部の団体または個人の方による、三浦春馬に関する事実ではない事柄に基づく書籍の販売やSNS等を利用した発信に、我々としても心を痛めております。そういった行為に対して、引き続き当社は毅然として対応していきます」とし、「ファンの皆様におかれましても、購入・参加・拡散などされませんよう、くれぐれもお願い申し上げます」と記した。

そのほか、「あわせて、皆様よりお寄せいただく追悼のための様々な企画のご提案や許諾などに関しましても、当社としてはその是非を判断できかねますことを、ご理解いただけますと幸いです」と求め、「以前よりご報告させていただいております、皆様が想いを寄せて頂く会に関しましては、三浦春馬のこれまでの活動を皆様に感じていただけるような、温かい場所となるよう、スタッフ一同話し合いを重ねております。未だ続く新型コロナウイルス感染拡大の状況を見極めながら、改めてご案内させていただきますので、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます」と呼びかけた。

昨年10月に掲載した「インターネット上における誹謗中傷、デマ情報について」では、「当社所属アーティストやその関係者(アーティストの家族、親族や当社従業員であるマネージャー、関係スタッフを含みます。以下「アーティスト等」といいます。)への度を超えた誹謗中傷、デマ情報の拡散、過度な憶測記事の掲載、アーティスト等になりすます行為が、インターネット上で多く存在しております」と指摘。

「事実無根のデマ情報の流布は、当社又はアーティスト等への信用毀損もしくは名誉毀損に該当します。またその内容によっては、信用毀損罪等の犯罪に該当する可能性があり、すでに警察への相談をさせていただきました」と報告し、「デマ情報の流布、誹謗中傷などに該当する記事、投稿、動画を掲載した方、およびマスコミ関係各社におかれましては適切な対応をされるようお願いいたします」と警告していた。

同社は昨年10月、法務部のTwitterアカウント(@AmuseLegal)を開設。「問題のある投稿に関してはそちらからご連絡させていただくことがございます」と予告し、この日に「デマ情報を発信している書籍、Webサイト」リストを更新したことも告げている。