楽天グループは4月23日、「楽天みん就 2022年卒就職人気企業ランキング」を発表した。調査期間は2020年9月16日~2021年2月25日、調査対象はクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」に登録している2022年卒業予定の大学生・大学院生、有効回答は1,722人。
伊藤忠商事が10年ぶり1位に
総合ランキングでは、伊藤忠商事(昨年3位)が2011年以来10年ぶりに1位を獲得。以下、2位「NTTデータ」、3位「ソニーミュージックグループ」、4位「味の素」、5位「花王」、6位「楽天グループ」、7位「アクセンチュア」、8位「ソニーグループ」、9位「アサヒビール」、10位「アサヒ飲料」と続いた。
業界別にみると、29位「ジェーシービー(JCB)」(昨年82位)、50位「三井住友カード」(同134位)と、クレジットカード企業が大きくランクアップ。また、75位「三井住友銀行」(同121位)、76位「みずほフィナンシャルグループ」(同124位)、86位「三井住友信託銀行」(同166位)と、銀行も順位を上げた。
この他、総合3位の「ソニーミュージックグループ」をはじめ、11位「エイベックス」(同49位)、19位「ポニーキャニオン」(同96位)、42位「任天堂」(同54位)など、音楽・ゲーム関連企業がランクアップ。「コロナ禍において、自宅でも楽しめるエンターテインメントがより身近な存在になったことで、知名度が高まり注目が集まったとみられる」(同調査)。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、企業選びで重視するようになったポイントを尋ねたところ、「経営基盤が安定している」(34.3%)が最も多かった。同調査では、「コロナ禍で景気の先行きが不透明な中、学生の企業選びの軸が、業績や安定感、成長性など、企業のポテンシャルを重視する方向にシフトしている傾向がみられた」と分析している。