米AMDは4月20日(現地時間)、同社製グラフィックス向けに提供している「AMD Radeon Software」に、新機能を含む最新版アップデート「AMD Radeon Software Adrenalin 21.4.1」をリリースした。すでに公開されており、公式ダウンロードページから無料でインストールできる。
AMD Radeon Softwareは、没入感の高いゲーム体験を実現するというAMD製品向けのユーティリティ。今回提供された新バージョンでは目玉機能として、リモートプレイ機能「AMD Link」をバージョン4.0へと大幅に拡充。これまでもタブレットやスマートフォン、テレビなどから遊べたが、今回のアップデートによってWindows PCをクライアントとして用いることができるようになる。最大144fpsのなめらかな画面表示や5.1chオーディオ、最大60%の遅延低減を利用可能。ユーザーはどこからでもゲームを遊べるようになるという。
この他、ゲーム最適化機能やストリーミング機能が不要なユーザー向けに「ミニマルインストール」オプションを追加し、GPUドライバのみのインストールも行えるようになる。ユーザーインタフェースは簡素化し、パフォーマンスステータス画面や録画・ストリーミング画面を見やすく改善したほか、色覚異常へのアクセシビリティを拡充。さらに、Radeon RX 6000シリーズにPlayReady AV1コンテンツのハードウェアデコード機能を追加する。