米Facebookは4月19日(現地時間)、音声SNS「Clubhouse」と同じような感覚で利用できる新機能「ライブオーディオルーム」を始めとした、新しい音声体験に関する機能を発表した。

「ライブオーディオルーム」は、興味のあるトピックに音声で参加し他ユーザーと交流できる機能。まずはグループを毎月利用している18億人のユーザー、そして著名人に向け先行テストを行い、2021年夏にFacebookアプリで一般提供される予定だ。ライブオーディオルームに対しては、ファンが都度購入/サブスクリプションなどで活動を支援できる収益施策も想定されている。

  • ライブオーディオルームの利用イメージ

また、Facebookアプリ内で、短い音声クリップ「サウンドバイト」を録音できる音声作成機能も発表された。Twitterで140秒間録音した音声をツイートできる音声ツイート機能と近いものと思われ、少人数のクリエイターを対象に今後数カ月かけテストを行い、フィードバックをもとに改良したあと、一般提供される。

サウンドバイト機能は、テキストや動画との相乗効果も期待されている。Facebookでは今後数カ月以内に、Facebookアプリ上で直接ポッドキャストを視聴できるようになると合わせて発表したが、例えばクリエイターや著名人によるライブ配信をポッドキャストとして配信したり、ライブ配信やポッドキャストのハイライトをサウンドバイトとして切り出して共有する機能の追加も予定されている。

サウンドバイトを録音できる音声作成機能では、Facebook上のサウンドコレクションの音楽をBGMに設定したり、サウンドエフェクト、ボイスエフェクト、フィルターといった音声トラックを調整したりできる機能や、音声のキャプション機能も今後追加されるという。

  • サウンドバイト機能の利用イメージ