パーソル総合研究所は4月19日、コロナ禍前後におけるテレワーカーと出社者に分けた残業時間の実態に関する調査結果データを公開した。
調査対象者の条件は、全国・正社員・20~59歳男女・企業規模10名以上で、人数はテレワーカー(週に1~5日間、モバイルワーク・在宅勤務・サテライト勤務のいずれかの実施者)と出社している人それぞれ1000人の合計2000人。
コロナ禍前後の平均残業時間を比較すると、全体で2.8時間減っていることがわかった。テレワーカーは3時間、出社者は2.6時間短くなっている。
また、コロナ禍の前も後も、テレワーカーのほうが残業時間は長い傾向にあることが定量的に明らかとなった。ただし、テレワーカーも、コロナ禍前後で残業なしは19.6%から27.4%へと7.8ポイント増えてはいる。