毎朝バタバタと登園してくる園児たち。保育士のゆうきさん(@hoikushipapa)が現場目線でまとめた"登園あるある"の投稿がSNSで話題になっています。

  • 保育士目線での朝の登園あるある

    保育士目線での朝の登園あるある

保育士目線での朝の登園あるあるをまとめてみました。
皆さんの登園あるあるなども教えてください!
(@hoikushipapaより引用)

  • あるある、その1。確かに毎日、同じ服を着せていた…

    あるある、その1。確かに毎日、同じ服を着せていた…

洋服が昨日と一緒
親曰く、お気に入りの洋服だと朝の支度がスムーズにいくそうで、すぐ洗濯、乾燥して準備するそうです。保育士から見れば、目の錯覚かと思ってしまうぐらいです。

口の周りが汚れている
口の周りが白かったり、茶色だったり。白はほぼ牛乳やヨーグルト、茶色はチョコパンだったりします。拭き残しを見て、大体何を食べてきたのかがわかります。

家でのキズをアピールしてくる

家でのキズをアピールしてくる
家でぶつけたアザや、休日に転倒したキズをアピールしてきます。どこかわからないぐらいの小さな傷も多いです。それを見て他児も応戦し、キズのアピール合戦が始まります。

……ほかにも「手に何か握りしめている」「冬でも半袖・半ズボン」「どう見てもパジャ〇」(平日の中では月曜がパジャ〇率が高いです)といった内容がつづられていました。

この投稿に、「現場あるある。良いですね!」「面白いです!うちの園もまさに!です」「先生のリアクションがどれも温かくて泣けます」「ほぼほぼあてはまってるー。どこのお家も似たようなもんなんですね! 安心しました」と、多くの保護者や保育士さんが反応。

「やばい!たぶん朝ごはんに牛乳とチョコパン食べてるの先生にバレてます」「傷アピール笑いました!!うちも2人でやってます」「No.1のトミカ毎日持参です! 笑 先生にも今日はなにかなーて言われてます」「今朝の我が息子がパジャマで登園でした」「幼稚園向かおうとする2分前でのトイレ行きたい 笑 我が家だけかな? 笑」などなど、我が子の"登園あるある"も続々と寄せられていました。

筆者も経験ありますが、親としては「顔が汚いままですみません。拭かせてくれなくてー」「トミカ離さないんですー。ごめんなさい」と申し訳なく思いながらも登園させるのですよね……。

そんな親子を笑顔で迎えてくれる先生の姿に、何度救われたことか。「そのように受け止めてくださる先生がいて、ありがとうございますしかない」というコメントもありましたが、本当にそう思います。

毎朝必死で登園する親子も多いようですが、保育士さんたちの目にはどんな風に映っているのでしょうか? 投稿者のゆうきさんにインタビューしてみました。


―― 保育士という立場から、このような発信をされるようになったきっかけなどがありましたら教えてください。

ゆうきさん:保育士の仕事をしていて、子どもの声かけや援助の仕方で、親に伝えると喜ばれることがあります。そういったことを、自分の保育園の保護者だけでなく、世の中のもっと多くのママさんたちにも伝えていきたいと思ったのが、インスタをやり始めたきっかけです。

でも実際にインスタでやりとりを始めると、そのようなスキル的なことだけでなく、子育ての悩みを聞いて欲しかったり、共感してほしいといった気持ちの面での支えが求められていると感じ、今はそういった投稿も発信しています。

―― 毎朝バタバタで登園されるお子さんや親御さんは多いと思うのですが、どのような気持ちで受け止めていらっしゃいますか?

ゆうきさん:私も家で子育てをしているので、子育ての大変さはよく分かります。特に朝のイヤイヤなどは、仕事に行く時間も迫っている中で、本当に勘弁してほしい……と思うこともよくあります(笑)。だから連れてきただけでも、「お疲れ様です!」って声をかけてあげたいです。

―― 進級&新入園の時期ですが、新しい生活が始まったお子さんや親御さんへ、かけたい言葉などはありますか?

ゆうきさん:慣れない環境の中で、お子さんも泣くことが多く、心配になることもあると思います。実際に私も子どもを保育園に預けた時は、慣らし保育などではそんな気持ちでした。ずっと泣いていて、また食事も取れず……なんてことも多く、不安になるのは親として自然なことだと思います。

でも、必ずお子さんは慣れて、食事も食べれるようになったり、そのうち、お迎えがきても、「もっと遊びたい」「お迎えが早い」なんて言うようになります(笑)。いつか必ず今の心配や不安が、こんな時もあったなぁと思う日も来るので、それまではお子さんを温かく見守ってあげてくれればと思います。全国のママやパパさん、子育て頑張ってください!


いかがでしたか? 自我が芽生え、日々成長していく子どもたち。親や保育士だけでなく、社会全体で温かく見守っていきたいですね。