iPhoneでホーム画面上のアプリアイコンを操作するときには、ホーム画面の状態を「振動する」とか「震える」と言われる状態にしなければなりません。ちなみに、アプリアイコンのこの状態は、AppleのWEBサイトでは「(小刻みな)揺れ」と表現されていますが、海外のWEBサイトではダンスとも呼ばれています。
この「アプリアイコンの振動状態」は、長らくiOSのアプリ管理術における基本テクニックとされてきました。アプリの表示位置/並び順を変更、あるいは削除したいとき、アプリアイコンが動き出すまで長押しするというものですが、押しかたに問題があるのかなかなか振動が始まらなかったり、アプリが起動してしまったり、iPhoneビギナーにとっては少々ハードルの高い操作としても知られています。
操作のコツは、押すというより触れる程度にすること、すぐに指を離さないこと、アイコンの振動が始まるまで指を動かさないことですが、それでも操作対象がアプリアイコンであるかぎり、起動させてしまったり動かしてしまったりのトラブルは付いて回ります。確かに、ぷるぷるさせるのは難しいことかもしれませんね。
しかし、iOS 14からアプリアイコンを振動状態にさせる新しい操作方法がくわわりました。アプリアイコンではなく、ホーム画面の適当な余白部分を長押しすればいいのです。アプリアイコンには触れませんから、誤ってアプリを起動させたりアイコンの位置を動かしたりといったことはありません。
この「余白長押しでアイコンを振動状態」にするワザ、とてもさり気ないものですが、アプリアイコンの移動/削除に伴うストレスがかなり軽減されます。ビギナーはもちろん、ベテランのiPhoneユーザでも重宝するはずですよ。