えちごトキめき鉄道は、JR西日本から譲渡を受けた交直流電車413系3両と「クハ455-701」について、過去に寝台特急「カシオペア」を牽引した機関車に連結され、甲種輸送で1日かけて直江津駅に到着したと発表。その様子を同社サイトに紹介している。

  • 糸魚川駅での甲種輸送の様子

譲渡を受けた413系3両と「クハ455-701」はJR七尾線を走っていた車両。当日は松任市を11時すぎにスタートし、電気機関車EF510形に連結された4両は糸魚川駅や能生駅などで停車しつつ、16時12分、定刻に直江津駅に到着したという。沿線や各駅に大勢の鉄道ファンが集まり、輸送される様子を写真に収めていた。

413系の1両は直江津運転センターの転車台に置かれ、4月29日にオープンする「直江津D51レールパーク」に展示される。413系の残る2両と「クハ455-701」は今後、定期列車(急行)や観光列車として活躍する予定。ATS(自動ブレーキ制御)を取りつけるため、検収庫に移動したという。

  • 糸魚川駅での甲種輸送の様子

  • 直江津駅での甲種輸送の様子

  • 直江津運転センターの扇形車庫に置かれた展示用の413系

  • 413系の車体前面と製造銘板

  • 「直江津D51レールパーク」に展示される蒸気機関車D51形827号機と並ぶ

413系3両と「クハ455-701」の甲種輸送の様子はYouTubeにて動画が公開されている。413系の展示車両は、「直江津 D51 レールパーク」にて、4月29日のオープン以降に見学することができる。