アウディ ジャパンは5月31日まで、今年1月に期間限定でオープンした「Audi House of Progress Tokyo」にて「Audi e-tron GT」を展示している。なお今回の一般公開に先立ち、4月6日にはメディア向けオンライン発表会を実施、あらためてその概要と価格を発表した。

  • 「Audi House of Progress Tokyo」にて、「Audi e-tron GT」を展示

今年2月9日にワールドプレミアされた「Audi e-tron GT quattro」とその高性能バージョンの「Audi RS e-tron GT」は、エモーショナルなデザイン、パワフルな駆動システム、長距離を快適に移動するための優れた乗り心地と快適なキャビン、ダイナミックなハンドリングを兼ね備えたエレクトリック4ドアグランツーリスモ。同時に、サステイナブルな未来に向けた同社の、新たなブランドアイコンとなるモデルとなっている。

  • エクステリアのボディパネルとラインは、高い製造精度をもって見事に調和

「e-tron GT」のサイズは、全長/全幅/全高 4,990mm/1,965mm/1,415mm(「RS」は1,395mm)で、迫力あるワイド&ローのボディは、非常に伸びやかでエレガント。六角形シングルフレームグリル、クワトロ・ブリスターフェンダーなど、アウディらしいディテールが見て取れる仕上がりとなっている。

  • 「Audi e-tron GT」の高性能バージョン、「Audi RS e-tron GT」

インテリアデザインは、五感に訴える品質と先進的なエレガンスを融合したもので、このクルマの進歩的なキャラクターを強調している。

  • スムースなボディラインは、Cd 値(空気抵抗係数)わずか0.24と非常に優れた空力性能を誇る

前後のアクセルに配置された2つの電気モーターのシステム最大出力は、それぞれ350kWと440kW(ローンチコントロ—ル使用時は、390kWと475kW)、最大トルクはそれぞれ640Nmと830Nm。「RS」は、ローンチコントロールを使えば、僅か3.3秒で時速100kmに達する。バッテリーのシステム電圧は800Vで、日本の計測方法(WLTC)で500キロメートル以上の航続距離を実現する。 

  • 運転席はスポーティな低いポジションに設定され、幅広いセンターコンソールで仕切られたモノポストデザインによりドライバーを包み込む

運転支援システムでは、アウディプレセンス セーフティシステムを始め、アダプティブクルーズコントロール、サイドアシスト、リヤクロストラフィックアシスト、ターンアシスト、エマージェンシーアシストなどを標準装備。

さらにユニークな装備として、電子的に合成したe-tronスポーツサウンドがある。法令で規定されている20km/h以下での走行時や駐車時の人工音に加え、アウディドライブセレクトの設定に応じて、クルマの車外および車内にサウンドを発生する(「Audi e-tron GT quattro」「Audi RS e-tron GT」ともにオプション装備予定)。

生産は、ネッカーズルムのベーリンガーホフ工場でカーボンニュートラルな方法で行われる。日本での発売は2021年秋の予定で、価格(税込)は「Audi e-tron GT quattro」が1,399万円、「Audi RS e-tron GT」が1,799万円。日本仕様の詳細は、国土交通省の認可取得後、発表する。