ダイキン工業は4月15日、夏本番前にエアコンの試運転を推奨する「スイッチオン!キャンペーン」を今年も実施すると発表した。

2021年のチェックポイントは?

  • 2021年、特に注意してほしいポイント

同キャンペーンは、本格的にエアコンを使い始める7月頃に修理の問い合わせや買い替えの依頼が集中し、修理対応や設置工事を待たされるケースがあることから、5月~6月前半に試運転を行うことを提案するもの。2016年に開始し、今年で6回目となる。

コロナ禍が続く中、今夏も在宅の長時間化とエアコンの使用時間の増加が予想される。長時間のエアコン使用による負荷や汚れなどの状態によっては、夏の冷房使用時に不具合が発生する可能性が例年以上に高まるおそれがある。政府でもコロナ禍の昨年より、家庭内における熱中症を予防・防止する観点から、本格的な夏を迎える前に、各家庭において早期にエアコンの試運転を行うことを推奨している。

2021年にエアコンの試運転を行う際、特に注意してほしいポイントが「エアフィルターと熱交換器の汚れチェック」。在宅時間が増え、今年は例年以上にホコリなどで汚れていることが考えられる。エアフィルターが汚れていると、室内の空気をエアコン内部に十分に取り込めず、エアコンの能力が低下する上、たまったホコリをエサに菌が繁殖し、カビが発生している可能性もあるという。

エアコン試運転で冷風が出なかったり、イヤなニオイがしたりした場合、エアフィルター・熱交換器の状態をチェックしてみよう。なお、エアフィルターは除菌効果のある中性洗剤で水洗い、熱交換器は家庭での掃除は故障やケガの危険があるため、同社はプロに掃除を依頼するよう勧めている。