コシナは4月15日、最新の光学設計をクラシカルなスタイルで楽しめるVMマウント向け交換レンズ「ULTRON Vintage Line 28mm F2 Aspherical VM」を発表した。外装の仕様で3種類をラインナップしており、価格はいずれも100,000円。5月に発売を予定している。
コシナが展開する交換レンズブランド「フォクトレンダー」のうち、クラシックレンズが持っていたスタイリングを彷彿とさせる外装を採用する「Vintage Line」に属する製品。現在21mm F3.5、35mm F2、50mm F1.5、50mm F3.5、75mm F1.5をラインナップしており、これに今回28mm F2レンズが加わることになる。
外観はクラシックながら、光学設計は非球面レンズや異常部分分散ガラスの採用などで最新仕様。開放絞りから安心して使える性能を確保しつつ、フィルター径を39mmとコンパクトなサイズに収めることで、レンジファインダーカメラとの組み合わせでも機動性を両立したとしている。
製品は外装やカラーの違いで3製品ラインナップしており、「ULTRON Vintage Line 28mm F2 Aspherical Type I VM」は黒の1種類、「ULTRON Vintage Line 28mm F2 Aspherical Type II VM」はシルバーとブラックペイントの2種類用意。光学設計は同一で、Type Iは外装にアルミ材も使用。Type IIでは真鍮のみを使用しており、フォーカシングレバーを備えている。
レンズ構成は異常部分分散ガラス2枚、非球面レンズ1枚を含む7群10枚。絞り羽根は10枚で、絞りはF2~F22、最短撮影距離は0.5m。Type 1のサイズは52.0×36mm(最大径×全長)、重さは190gで、Type IIのサイズは51.4×36mm、重さは230g。