米Amazonは4月14日(現地時間)、音声アシスタントAlexaを利用できる完全ワイヤレスイヤホン「Echo Buds」の第2世代モデルを発表した。価格を引き下げ、デザインを改善、独自技術でアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を強化し、ワイヤレス充電オプションを用意した。米国での発売は5月13日。
価格はイヤホン本体とUSB-C接続の充電ケースで119.99ドル、Qi互換のワイヤレス充電に対応する充電ケースとの組み合わせが139.99ドルだ。初代Echo Buds(129.99ドル)より10ドル安くなった。さらに現在、99.99ドル(USB-C充電ケース)と119.99ドル(ワイヤレス対応充電ケース)という特別価格で予約販売を受け付けている。14日時点の米Amazonにおける他の完全ワイヤレスイヤホンの価格は、「Samsung Galaxy Buds Pro」が189.99ドルから、Appleの「AirPods Pro」が197ドルから。Alexa対応のスマートな機能、アクティブノイズキャンセリングといった機能を備えたEcho Budsは、高いコストパフォーマンスを訴求点としている。
第2世代は、サイズが21%小さく、ノズル部分が短くなり、ベント機能で耳への圧力を軽減。装着感が大きく向上しているという。4つのサイズのイヤチップ、2つのサイズのイヤウイングが付属し、適切な装着を確かめる機能も用意されている。
AlexaとANC向けのチップセットを内蔵。初代モデルはANCにBoseの「Active Noise Reduction」をライセンスしていたが、第2世代ではAmazonのANCテクノロジーを採用し、初代に比べて2倍効果的にノイズを抑えられるとしている。ANC機能はイヤホンに触れて長押しするか、Alexaに「Alexa, turn on noise cancellation」と頼んでオンにする。使用中にイヤホンに触れて長押しすると、マイクが周囲の音をひろうパススルー・モードに切り替わる。マイクは、左右それぞれ3つ(外部2つ、内部1つ)。こもって聞き取りにくくなりやすい低周波数のキャプチャを改善。通話の際の声などがより明瞭に伝わるようになった。
耐水性能はIPX4。スポーツの汗やにわか雨には耐えられる。バッテリー動作時間は、ANCをオンにした音楽再生で最大5時間。充電ケースを使って最大15時間使用できる。今年後半のアップデートで、選択したコンタクトのみの通話通知を受け取れるようにする「VIP Filter」を追加する予定。