キヤノンは4月14日、ミラーレスカメラ「EOS R」シリーズ用の中望遠マクロレンズ「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」を発表した。EFマウント版の描写性能を継承しつつ、手ぶれ補正機構の効果を高めた。球面収差を変化できる「SAコントロールリング」を搭載し、ボケの描写を自由に変えられるにしたのが特徴。最大撮影倍率は1.4倍で、等倍を上回る撮影ができるようにした。
価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は181,500円。発売は7月下旬の予定。
RFマウントの中望遠マクロレンズ。新たに、球面収差を変えられる「SAコントロールリング」を搭載し、フォーカス位置の輪郭を柔らかくしたり、フォーカス位置の前後のボケを変化させ、多彩な写真表現が手軽に楽しめるようにした。
ショートバックフォーカスのRFマウントに合わせ、光学設計は新規に設計した。レンズ群の可動域を最大化し、最大撮影倍率を1.4倍に高めた。最短撮影距離は0.26m。被写体にグッと迫った描写が可能なほか、肉眼で捉えるのが難しい花なども細部や質感を緻密に表現できる。
レンズ内手ぶれ補正機構(IS)の補正効果は5段分だが、「EOS R5」に装着した際はボディー内手ブレ補正機構と協調制御することで補正効果を8.0段分に高められる。
フィルター径は67mm。最大径×長さは81.5×148mm、重さは約730g。オプションで専用の三脚座「リング式三脚座E(B)」を用意する。希望小売価格は22,000円。