米NVIDIAは4月12日(現地時間)、台湾MediaTekと提携し、ChromiumやLinux、NVIDIA SDKをサポートするリファレンスプラットフォームの開発を進めていると発表した。Arm CortexプロセッサとNVIDIA GPUを組み合わせることで、レイトレーシングや最先端AIをラップトップに導入できるという。
NVIDIAは2020年にソフトバンクグループから英ARM社を買収しており、これに伴ってArmベースのCPUとのコラボレーションを強化している。開催中のGTC 2021では、データセンター内でのメモリアクセスを高速化するため、NVLinkベースの相互接続で大きな帯域幅を備えるという新CPU「Grace」も発表した。
台湾Mediatekとの協業ではChromiumやLinux、NVIDIA SDKをサポートするラップトップを開発するとしているが、NVIDIAはこの他にもエッジからクラウドまで幅広くコラボレーションを勧めており、AmazonやMarvell、SiPearlや富士通が名を連ねている。