現代人はとにかく目が疲れがち。一日中PCモニタとにらめっこしながら仕事をして、プライベートの時間はスマホを操作する……つまり、起きている間はほとんど画面を見ているのだから当然です。
筆者の場合は「モンハンライズ」(※Nintendo Switchのソフト「モンスターハンターライズ」)にドはまりしていることもあり、ドライアイが常態化。モンスターを狩りながらドライアイのせいで勝手に涙が出てくるという、はたから見るとやばい人になってしまっており、目のケアの必要性を強く感じていました。そんな折、編集部からおすすめされたのが電動アイマスク「モノルルド アイケア」です。
顔に装着して目の周囲とこめかみをもみほぐすマッサージ機とのことですが、いったいどんな使い心地なのでしょうか。さっそく使ってみることにしました。
目の疲れをダイレクトにもみほぐす!
モノルルド アイケアはマッサージクッションの「ルルド」ブランドでおなじみ、アテックスから4月10日に発売された目元専用のマッサージ機。2021年4月中旬時点の価格は14,300円。目が疲れたとき、目の周りをもみほぐしたり、こめかみをぐりぐり押したりするでしょう。あの動きを自動でやってくれるというわけです。
男女問わず使えてクールなデザインの「モノルルド」ブランドの製品ということで、パッケージもおしゃれ。
では、いざ開封!
内容物はシンプルで、本体と説明書、充電用のUSBケーブル、お手入れ用のクリーニングクロスが入っています。まずはUSBケーブルで本体を十分に充電。4.5時間の充電で連続使用時間が約100分とのこと。100分も使い切る前に充電はすると思うので、十分じゃないでしょうか。
パッケージの写真を見たときも思いましたが、見た目が近未来的でなかなかかっこいいですね。つけている姿を誰かに見せることは少ないと思いますが、これなら職場なんかで使っていてもそんなに恥ずかしくないのでは。……めちゃくちゃ目立つとは思いますけど。
顔側も見てみると……
うわ!
ちょっと想像していなかったビジュアルだったので驚いてしまいました。このオレンジの突起はやわらかいシリコン素材になっていて、これがうねうねと動いて顔面を刺激してくれるというわけです。
左右についているのはこめかみ用。回転させることで高さを5mmほど上下に調整できるそうです。自身の気持ちイイ部分を綿密に追求できるわけですね。シリコン部分は外して簡単に洗えるので清潔さも保てます。
頭が大きめな人も使えるサイズ感
では、実際に装着してみましょう。コンタクトレンズは外しておいてください。メガネは当然ダメです。
ちなみに筆者は「モノルルド アイケア」を紹介されたとき、ちょっと気になることがありました。それは、筆者の頭がかなり大きいということです。この頭のせいで苦労した経験は数しれず……今回もし入らなかったら、この記事はなかったことにしようと思っていたのですが……。
入りました!
感動です!
サイズ感としては頭囲51cm~62cmまで対応とのこと。左右と上部のベルトで調整できます。筆者の頭囲はたしか61cmくらいだと思うのでセーフでした。このあたり、気になる方は参考にしてください。
目の周りのマッサージ、実際どんな感触?
装着したら右手側にある電源ボタンを長押ししてスタートです。ボタンは2つ並んでいるのですが、電源ボタンはちょっとへこんでいて指先の感覚だけで判別できるようになっています。このあたりの細かやな設計はさすがですね。
動作している間はウイーンというモーター音がなります。爆音ってわけではありませんが、それなりには鳴るという感じ。
そしてマッサージの具合の方は……。
おお……こういう感じか……!
思ったよりも動きがなめらかでびっくりしました。痛くもなく、弱すぎることもなく、いい感じの押し具合で目の周りとこめかみを刺激してくれます。公式動画の通り、ウニウニとなめらかに突起が動いています。
ただ、この「ちょうどいい感じ」になるまでに実はけっこう時間がかかりました。というのも、「モノルルド アイケア」自体が500gありそれなりに重いので、しっかりサイズ調整して装着しないと本体が微妙にずれてしまうのです。
刺激ポイントがちょっと外れるだけで、「なんか違う」感が出るので、いい感じのフィット感になるまでに何度かサイズ調整をやり直しました。まあ、このあたりは一度うまくいけば大丈夫でしょう。どうしてもずれる場合は、横になって仰向けで使うのもいいかもしれません。
かぶったまま操作できる「オモシロかっこいい」機能
目の下にあたる部分にヒーターが配置されているのもポイント。使っている間、ヒーターが顔を温めてくれます。ヒーターが不要という場合は、サイドの電源ボタンの横にあるボタンでオンオフが切り替えられます。
さらに、マッサージには「遅」と「速」の2つのモードを搭載。つけているときは本体の前に手をかざして動かすとモーションセンサーが作動してモードを切り替えてくれます。この仕様はオモシロかっこいいですね。
物理的なアプローチに効き目を実感、気を付けたいポイントも
こういったアイケアガジェットは目を温める方法が主流のようですが、やはり物理的に揉まれるのはかなり効きます。温めるくらいでは満足できん! もっとゴリゴリにほぐしたい! という人は検討してもいいのではないでしょうか。
一方で、マッサージチェアなどの機械的なマッサージがどうしても合わないという人もいるように、モノルルド アイケアもある程度人を選ぶとは思います。また、これはこの製品に限ったことではありませんが、頭の上からがっつりかぶるので、髪型はどうしても崩れます。
そのあたりが気にならなければ、自宅やオフィスに1台用意しておいて、仕事の休憩中にリフレッシュするのに使えそうです。
目の疲れは、現代に生きている以上避けようがありません。「モノルルド アイケア」のようなアイケア製品を使いこなして戦っていきたいですね。