パナソニックは4月13日、液体洗剤・柔軟剤を自動投入する機能を搭載した大容量タテ型洗濯機の新モデル「NA-FA120V5」「NA-FA110K5」を発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格は洗濯容量12kgのNA-FA120V5が220,000円前後、洗濯容量11kgのNA-FA110K5が200,000円前後。発売日は6月1日を予定。
FAシリーズは「温水泡洗浄」が特徴的なタテ型の全自動洗濯機。温水専用ヒーターで洗剤液を直接温め、洗剤液の温度(高い洗浄力)をキープすることで黄ばみやニオイを落とす。
パナソニックの洗濯機は、これまでタテ型洗濯乾燥機にのみ液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能を搭載していた。今回の新製品は乾燥機能こそ非搭載ながら、液体洗剤・柔軟剤の自動投入に対応。洗濯時は衣類の量に応じて、最適な量の洗剤や柔軟剤を計算して投入する。
自動投入後は経路に残った洗剤・柔軟剤を水で洗い流すため、洗剤が目詰まりせず清潔に保てる。タンクに補充できる柔軟剤は約590ml、液体合成洗剤は約920mlと、いずれも大容量。タンクには大きな残量確認窓を設け、洗濯機のフタをしめた状態でも洗剤の残量がひと目で分かる。
従来モデルには、デリケートな衣類を洗うための「おうちクリーニング」コースが用意されていたが、新製品は新たに「おしゃれ着コース」を追加した。おしゃれ着コースは「おうちクリーニング」コースのように、ドライ洗濯表示や手洗い洗濯表示された衣類には使えないが、標準コースよりも衣類に優しい洗い上がりとなる。「おまかせ」コースだと気になるシワ・型崩れといった衣類の痛みが気になる、また「おうちクリーニングコース」では汚れ落ちが心配――というユーザーに向いたコースだ。
洗濯のすすぎ後には約1分間の「自動槽洗浄」を実行。内槽を高速回転させて強い水流を生み出し、槽に付着した洗剤カスを勢いよく洗い流す。黒カビを抑制するとともに、除菌に効果があるという。
本体サイズ・重さは、洗濯容量12kgのNA-FA120V5が幅643×奥行694×高さ1,086mm・55kg、洗濯容量11kgのNA-FA110K5が幅643×奥行694×高さ1,086mm・54kg。
会わせて、「おしゃれ着コース」「自動槽洗浄で除菌」「槽・風乾燥(FAシリーズのみ)」を搭載したタテ型全自動洗濯機のFAシリーズ、タテ型洗濯乾燥機のFVシリーズも投入する。FAシリーズは6月1日発売、FVシリーズは6月25日発売。洗濯容量と推定市場価格は以下の通り。
・NA-FA100H9(洗濯10kg):160,000円前後
・NA-FA90H9(洗濯9kg):150,000円前後
・NA-FA80H9(洗濯8kg):140,000円前後
・NA-FA70H9(洗濯7kg):130,000円前後
・NA-FW120V5(洗濯12kg/乾燥6kg):280,000円前後
・NA-FW100K9(洗濯10kg/乾燥5kg):250,000円前後
・NA-FW90K9(洗濯9kg/乾燥4.5kg):240,000円前後
・NA-FW80K9(洗濯8kg/乾燥4.5kg):230,000円前後