LINEは、4月12日午後に発生したコミュニケーションアプリ「LINE」の障害の原因と対応について詳細を発表した。
同社によると、4月12日15時9分から16時1分の約50分間、メッセージを送受信できないといった障害が発生。外部の国内データセンター提供事業会社の誤作業が原因だという。
具体的には、同事業会社において、本来は電源停止を伴わずに電源設備のメンテナンス作業を行うはずだったが、誤作業によって複数のネットワークやサーバー機器の電源断が発生。これにより、メッセージの送受信や通話ができなくなるなど、LINEにログインして利用する機能・サービス全般(一部を除く)、およびアカウントの作成が行えなくなった。国内だけでなく、海外のユーザーも影響を受けたとのこと。
LINEは同日15時9分に障害を検知して、状況確認や対応策を講じた。16時1分にはトーク機能や通話機能をはじめとする障害はおおむね解消。さらに17時21分には、プロフィール更新や既読表示、グループ参加等の障害も復旧したとしている。
同日19時45分には、メンテナンス作業を中断していた電源設備の切り戻し作業を開始。20時7分には電源設備の切戻し作業が完了し、メンテナンス作業前の状態に復旧した。翌13日12時30分時点で、引き続き障害影響範囲の確認と一部復旧作業を継続中だという。
なお、障害が発生した4月12日15時9分から16時1分の期間にメッセージを送信した場合は、相手に届いていない可能性があるため、LINEでは再度送信を行うよう呼びかけている。