キックボクシング・RISE世界フェザー級王者の那須川天心が、10日に放送されたTBS系バラエティ番組『炎の体育会TVSP』(19:00~21:00)に出演。キックボクシングを引退し、ボクシングに転向することを発表した。
那須川は弟の龍心とともに、ゲストとして『体育会TV』に出演。超難関企画「トッピングチャレンジ」に挑戦し、見事クリアしてご褒美を堪能した。そして番組後半で“重大発表”があると告げた。
その“重大発表”の内容は、来年3月開催予定の「RISE」の試合を最後にキックボクシングを引退し、ボクシングへ転向するということ。那須川が今後出場するキックボクシングの試合数は、最少で2試合、最多でも4試合の予定。現在はキックボクシングの練習に加え、パンチの技術を上げる練習をメインに行っており、来年2022年中のボクシングデビューを目指す。
那須川は、最強のチャンピオンとして、ここ数年、常に挑戦者を迎え撃つという立場だったが、その立場に甘んじることなく“常に挑戦していたい”という思いから、キックボクシングを引退し、ボクシングへ転向することを決意したと引退理由を語った。
さらに、この転向について、「キックの技術があるからこそ、ボクサー相手にも通用する部分があると思う。転向へ向けてボクシングの練習を開始してからは、毎日刺激しかない。ボクシングにおいては一番下からのスタートだから、上にどれだけ強い選手がいるんだろうってわくわくする」と話した。
果たして那須川は、キックボクシングの残り試合をすべてKO勝利し、有終の美を飾るのか。また、ボクシングに転向してからの動向は? 最大の期待を寄せるとともに、番組では那須川天心を「体育会TVファミリー」として応援していく。
■那須川天心コメント
―――キックボクシングへの思いを教えてください。
プロの格闘家の道に進ませてくれたキックボクシングには愛着もあり、感謝の念が強いです。しかし、まだ22歳。“無敗のチャンピオンとして挑まれる立場”のキックボクシングは一旦ここで卒業し、自分がゼロからの挑戦者になれるボクシングの道を次のフィールドとして選びました。
―――キックボクシングの残り数試合、どのような気持ちで臨みますか?
全試合KOしたいですね。ただ、引退へ向けたカウントダウンとなる数試合だからといって、いつもと何かを変えるのではなく、これまで通りの準備・調整をして試合に臨みたいと思っています。
―――ボクシング転向への意気込みをお願いします。
ボクシングではゼロからのスタートなので、“挑戦者としての那須川天心”が勝ち上がっていく姿を、ぜひ見ていただきたいです。
―――ファンへ一言お願いします。
キックボクシングは2022年3月で卒業しますが、必ずボクシング業界でも革命を起こします。皆さん引き続き応援よろしくお願いします!
(C)TBS