ロックバンドのマカロニえんぴつが、9日に放送された日本テレビ系音楽番組『MUSIC BLOOD』に出演し、“ユニコーン愛”を語った。
マカロニえんぴつが最も影響を受けたミュージシャンがユニコーン。特にはっとりは「なれるなら奥田民生さんになりたい」と言うほど、奥田民生への愛が異常なまでに深いことが判明し、その心情を裏付けるようなエピソードが続出する。
まず現在の「はっとり」という名前はユニコーンのアルバム&楽曲タイトル「服部」が好きすぎたことから、中学生の頃から「はっとり」を自称し、周囲の友達に「はっとり」と呼ぶように言っていたこと。さらに現在のはっとりの髪型は、90年代に実際に奥田民生がしていたヘアスタイルを真似ているということなどが語られ、MCの田中圭も「今髪を切るときは何て言ってオーダーしているの?」と興味津々。また他のメンバーからは、バンドに勧誘される際も「はっとりです」と自己紹介されていたことから、みんな「はっとり」が本名だと思っていたそう。そんなはっとりを田中と千葉雄大がは「完全にヤバいやつだ(笑)!」と大笑いする。
はっとりは、2年前にイベント出演を通じて奥田民生に初めて会った時のエピソードも披露。その時、奥田がはっとりのことを知っていてくれたことに感激し、思わず号泣、さらにその日のステージでユニコーンが最初に披露した楽曲が大好きな「服部」だったことで大号泣したそう。MCの2人は「それはうれしいですよね」と、同調しつつ、実は奥田民生からVTRが届いているということを伝えると、はっとりはあまりのサプライズに一瞬無言になった。
奥田は、はっとりに初めて会った時の印象や、はっとりが抱く奥田自身への思いに対する感想などをコメント。それを聞いたはっとりは、VTRで出演してくれたことに感謝。そして改めて、ユニコーンの楽曲を初めて聞いた時、どの曲も別のバンドが演奏しているかのように曲調が異なっていたことに衝撃を受けたこと、また「音楽ってこんなに自由でいいんだ」と思わせてくれたことが大きかったと話した。
ライブパートでは、敬愛するユニコーンの名曲「服部」をリハーサルから何度も演奏。体力的にはかなり消耗する激しいパフォーマンスだったが、常に本番さながらの本気モードだ。
「服部」の時とは対照的に、新曲「はしりがき」の演奏では、しっとりとした落ち着いた雰囲気に。はっとりの伸びやかで力強い歌声がスタジオに響いた。