マイナビは4月9日、日本経済新聞社と共同で実施した「マイナビ・日経 2022年卒大学生就職企業人気ランキング」の結果を発表した。調査期間は2020年12月1日~2021年3月20日、調査対象は2022年3月卒業見込みの全国大学3年生・大学院1年生(調査開始時点)、有効回答は4万1,093人(文系男子1万2,598人、文系女子1万7,308人、理系男子6,568人、理系女子4,619人)。

文系総合1位は東京海上日動火災保険、理系総合1位は味の素

文系総合ランキングでは、東京海上日動火災保険が1982年(1983年卒)以来の1位を獲得(当時:東京海上火災)。2位は前年16位の第一生命保険、3位は同8位の味の素となった。

以下、4位伊藤忠商事(前年6位)、5位ニトリ(同9位)、6位ソニーミュージックグループ(同10位)、7位バンダイ(同22位)、8位損害保険ジャパン(同17位)、9位サントリーグループ(同12位)、10位講談社(同27位)との結果に。同調査では、「コロナの打撃を受けた旅行・航空業界の企業が軒並みランクを下げる一方、巣籠り需要の恩恵を受けた業界(食品・出版・音楽・ゲーム・スーパー)の上昇が目立った」と分析している。

理系総合ランキングでは、前年2位の味の素が2016年(2017年卒)以来5年ぶりに首位を奪還。2位はソニーグループ(同1位)、3位はサントリーグループ(同4位)となった。

次いで、4位明治グループ(同9位)、5位トヨタ自動車(同5位)、6位NTTデータ(同6位)、7位キヤノン(同18位)、8位富士通(同3位)、9位カゴメ(同7位)、10位東海旅客鉄道(JR東海)(同13位)と続いた。トップ20に食品が8社ランクインしたほか、自動車関連企業の人気復活もうかがえる結果となった。