エン・ジャパンは4月8日、「職務経歴書・履歴書のポイント」に関する調査結果を発表した。調査は3月12日〜19日、同社運営の転職サイト「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント212名を対象にインターネットで行われた。
転職コンサルタントに、「職務経歴書・履歴書の内容が不十分な求職者はどれくらいいると感じますか?」と伺ったところ、36%が「5割以上」と回答。次いで「3割」(31%)、「4割」(13%)と続く結果に。特に不十分だと感じる項目を聞くと、「過去在籍企業での職務内容」(60%)、「直近在籍企業での職務内容」(55%)、「転職理由」(39%)が上位となった。
次に、スカウトを送る際、WEB履歴書の「職務経歴」で特に注目しているポイントを教えてもらったところ、「職務内容が具体的に記載されているかどうか」(90%)が最多に。
一方、「プロフィール」の場合では「学歴や職務経歴が評価でき応募先と関係性があるか」(61%)がトップとなった。
ミドルが職務経歴書・履歴書作成でやりがちな失敗を聞いたところ、トップ3は「レイアウトが見づらい」(50%)、「仕事の成果に具体性がない」(44%)、「専門性やできることが曖昧」(42%)という結果に。
転職成功する人の職務経歴書の特徴を聞くと、「企業が求めている人物像や職務経験から、逆算して職務経歴書を記入している」「キャリアの棚卸しができており、自分が実際に実施してきた内容が箇条書きで記載されている」「専門職の応募に際しても、人事の方など専門知識がない方にも分かりやすい表現で書かれている」といった意見が寄せられた。