ナイルはこのほど、「固定費についての意識調査」の結果を発表した。同調査は3月5日~17日、全国の男女1,542人を対象にインターネットで実施した。
固定費は高いと感じるか尋ねたところ、 83.4%が「高いと感じる」、16.6%が「高いとは感じない」と回答した。
固定費を見直したか、もしくは見直す予定があるか聞くと、47.5%が「見直していないが、見直す予定がある」、24.7%が「見直した」と回答した。合わせると7割以上が固定費の見直しを行っている(予定)ことがわかった。「見直していないし、見直す予定もない」という回答は27.8%だった。
何の固定費を見直したか、または見直す予定であるか尋ねると、携帯電話、スマートフォン、インターネットなどの「通信費の基本料金部分」(68.2%)という回答が最も多かった。続いて、「生命保険の保険料」(29.3%)、「水道光熱費の基本料金部分」(26.4%)、「住居費(住宅ローン、家賃)」(15.3%)、サプリメントや使い捨てコンタクトレンズなど「定期購入しているもの」(13.0%)、ジムの会費やスマートフォンアプリなど「定期支払いしているもの」(11.9%)となった。
車関連ではどんな費用を見直したか尋ねたところ、「任意保険料」(67.8%)が最も多く、「車検費用」(43.9%)、「自動車税」(29.8%)と続いた。
実際にこれらの固定費を見直して月額の固定費にどんな変化があったのかを聞くと、「任意保険料」を見直した結果、30%を超える人が、固定費が「0~1,100円減った」と答えている。「車検費用」では、月額の固定費が「10,000~19,999円」減が22%、「20,000~99,999円」減が18%だった。「自動車税」を見直した結果では、月額の固定費が「20,000円以上」減が22.2%、「駐車場代」を見直した結果では、月額の固定費が「3,000~3,999円」減が29.2%だった。
実際に固定費の見直しをした人に、固定費が減ったお金はどのように活用しているかを聞いたところ、「貯蓄」(48.7%)が最も多かった。続いて、「生活費」(11.1%)、「食費」(10.6%)、「投資」(10.1%)となっている。「その他」の意見として、「家屋修繕費」「他の固定費にまわした」「他の消耗品費として」「新しく買った車のローン」「借金の返済」などもあった。