Sansanは4月7日、「2020年度新卒社員のビジネスにおける出会いについての実態調査」の結果を発表した。調査は3月17日〜22日、緊急事態宣言が発出されてから社会人となった2020年新卒社員のうち、営業職330名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、新卒社員の営業職の22.4%は名刺交換の経験がなく、62.2%がオンラインでの営業・商談を行っているとのこと。
そこで、「オンラインでの営業・商談は対面の場合と比べて、相手との関係性の構築に時間を要すると思いますか?」と聞いたところ、83.4%が「そう思う(とても+やや)」と回答。また、「あなたはオンラインでの営業・商談を通じて、連絡先を交換した人との人脈が作れていると思いますか?」との問いには、半数を超える63.4%が「(あまり)作れていないと思う」と回答した。
次に、オンライン営業・商談における課題を複数提示し、「当てはまる」あるいは「やや当てはまる」と思うものを選んでもらった。その結果、「自分から話し出すきっかけを作りづらい」(69.8%)、「自分の話を相手が集中して聞いていないように感じる」(59.6%)、「自分のことを覚えてもらえていない気がする」(56.5%)が上位となり、コミュニケーションが難しくなっていることが明らかに。
さらに、「背景に映り込むものなど、部屋の環境を整えるのが大変」(54.6%)や「事後にメールする際に正しい漢字がわからない」(52.2%)といった、オンライン営業・商談で新たに課題として生じているものにも回答が集まった。