マイナビは4月7日、2022年卒業予定の全国の大学3年生・大学院1年生を対象とした「マイナビ 2022年卒大学生 活動実態調査(3月)」の結果を発表した。調査期間は2021年3月25~31日、有効回答は6,329人。

平均内々定社数も増加

2022年卒業予定の大学生・大学院生の3月末時点での内々定率は前年比1.0ポイント増の21.5%、平均内々定保有社数は同0.1社増の1.5社。3月初旬に続いて、前年度と同水準を維持した。

  • 内々定率経年比

インターンシップの参加有無別に内々定率をみると、参加経験がある学生は27.6%、参加経験がない学生は4.3%で、両社の間に23.3ポイントの開きがあった。また、内々定を保有している学生と未内々定の学生でインターンシップの参加社数を比べたところ、内々定を保有している学生は未内々定の学生の2倍以上の活動量となった。同調査では、「インターンシップ期間に積極的な活動をした学生は、その経験を活かして3月末時点において内々定を獲得しているようだ」と推測している。

WEBでの職場見学・工場見学に関して、良い印象を抱いた企業の対応・工夫点を聞くと、「社員がカメラをもって質疑応答を交えながら社内ツアーを行ってくれたこと」「実際の訪問では入れない場所まで紹介してもらえたこと」といった声がみられた。

また、VRを活用して職場見学・工場見学を行っている企業もあり、学生からは「よりリアルに体感できてよかった」「新鮮だった」「(最新技術を用いていて)成長性がありそう」など好印象な感想が寄せられた。