JR東日本は6日、青森県・岩手県・秋田県の線区において、「Suica」が利用できるエリアを拡大すると発表した。新たに「Suica」を利用できる駅数は3エリア合計44駅。サービス開始時期は2023年春以降を予定している。

  • サービス導入予定エリア(JR東日本提供)

エリア拡大により、青森エリアでは奥羽本線弘前~青森間の10駅、盛岡(岩手)エリアでは東北本線北上~盛岡間の12駅と田沢湖線盛岡~雫石間の3駅(盛岡駅は除く)、釜石線花巻~新花巻間の2駅(花巻駅は除く)、秋田エリアでは奥羽本線和田~追分間の7駅と男鹿線追分~男鹿間の8駅(追分駅は除く)、羽越本線新屋駅~秋田間の2駅(秋田駅は除く)で新たに「Suica」が利用可能となる。

これらの駅では、「Suica」によるタッチ&ゴーでの乗車に加え、「Suica定期券」の利用も可能。なお、青森エリア・盛岡エリア・秋田エリアともにエリア内完結での利用に限られ、エリアをまたがって「Suica」を利用することはできない。

「Suica」エリア拡大にともない、新たな改札システムも使用開始する予定。従来、自動改札機にあった「Suica」の主要な機能をセンターサーバに集約する。将来的には、さらなる「Suica」エリア拡大に加え、「モバイルSuica」などスマートフォンによる多様なサービス提供などが実現できるようにクラウド化を進めるとのこと。

サービス開始は2023年春以降を予定しており、サービス開始日や「Suica」を購入できる駅などの詳細は決まり次第、案内される。