東京2020聖火リレーは、3月25日に福島県双葉郡楢葉町のJヴィレッジでグランドスタートを迎えた。4月7日、8日には三重県を回る。ここでは三重県の聖火リレールートとランナー、交通規制などについて紹介する。

三重県の聖火リレールート

愛知県を走り抜けたランナーから聖火を受け継ぎ、4月7日・8日の2日間、三重県で聖火リレーが行われる。1日目のルートは四日市市から出発した後、県中南部に向かって鈴鹿市、亀山市、津市、鳥羽市とリレー。二千年の悠久の歴史と文化を刻む伊勢神宮付近を巡り、三重県総合競技場(伊勢市)で1日目のセレブレーションを実施する。

2日目は伊賀市から出発し、県南部に向かってリレーする。伊賀流忍術の体験や忍術ショーが人気の上野公園(伊賀市)、雄大な自然を感じる名張市の赤目四十八滝、江戸商人の街並みが残る松阪市、大紀町、紀北町と駆け抜け、山崎運動公園 くまのスタジアム(熊野市)でセレブレーションを行う。世界遺産である熊野古道 紀北町・伊勢路もめぐる。

三重ルートでは、1980年モスクワ(参加辞退)大会から1988年ソウル大会まで、3大会連続で男子マラソン代表となった瀬古利彦さん、レスリング女子で五輪3大会連続金メダルの吉田沙保里さん、演歌歌手の鳥羽一郎さん、ビーチバレーの浅尾美和さんらが走る。

■1日目 : 4月7日

四日市市 : 四日市公害と環境未来館前(9時30分)~四日市市役所(9時54分)

鈴鹿市 : 鈴鹿青少年の森(11時00分)~鈴鹿スポーツガーデン(12時25分)
亀山市 : 関宿(東の追分)(13時20分)~関宿(西の追分)(13時43分)

津市 : サオリーナ(14時40分)~三重県庁(15時45分)

鳥羽市 : 佐田浜東公園(17時05分)~答志海女小屋前(17時59分)

伊勢市 : 伊勢神宮外苑前(18時20分)~三重県営総合競技場(19時26分)

セレブレーション会場 : 三重県営総合競技場

■2日目 : 4月8日

伊賀市 : 伊賀上野城(9時30分)~伊賀市役所(10時34分)
名張市 : 赤目四十八滝 不動滝(10時50分)~赤目四十八滝 キャンプ場(11時16分)

松阪市 : 松阪城跡(13時35分)~松阪駅南口前(14時17分)
大紀町 : 瀧原宮前(15時45分)~大紀町役場(16時03分)

紀北町 : 馬越峠登り口(16時20分)~馬越峠 夜泣き地蔵前(16時50分)
熊野市 : 熊野市駅前(18時20分)~山崎運動公園(19時16分)

セレブレーション会場 : 山崎運動公園 くまのスタジアム

■交通規制について

ルートおよびルート直近の道路は、長時間にわたり車両通行が禁止。自転車、歩行者のルートも規制される。三重県では、規制時間は目安であり、当日の状況によって変更する場合があるとしている。