寒くても短いスカートを履いたり、お腹が苦しくてもジャストサイズのパンツを履いたり……お洒落には我慢を伴うことが往々にしてあります。SNSでは、痛いと分かっているのに可愛い靴を履いてしまう女性の心理を描いた漫画が話題になっていました。

それが、こちらのシブヤツキミさん(@shibuyatsukimi)の投稿です。

筆者も、同じ女性として共感しかないですね。読者からは、「分かるー」「なんで痛みを忘れちまうんだ……」「めちゃめちゃわかります笑 家出る前は今日はいける!! ってなんか思う笑笑」「最高の無限ループですね」と共感の声が続々と。

また、「私痛すぎて駅まで行って戻ってスニーカーに履き替えたことありますw」「靴擦れが酷すぎて、靴を手に持って裸足で帰ったことあります笑」「先週、外で脱いで靴の上に足置いて(靴を踏んづけて)何とか地獄から逃れようと、もがいてたw」「足の薬指の爪が中指に食い込んでストッキングは血に染まってました」など、痛々しいエピソードも多数寄せられていました。

こんな痛い目に会っておきながら、どうしてまた「イケる!!」って思ってしまうのか……。痛かった記憶よりも、「オシャレしたい」「可愛い靴履きたい」という乙女心が勝ってしまうのかもしれませんね。作者のシブヤツキミさんにお話をうかがいました。

作者さんに聞いてみた

―― 多くの女性にとってとても共感できる内容だと思います。こちらを漫画化するにいたったきっかけや思いなどがありましたら教えてください

シブヤさん:普段から可愛い靴を履くと足が痛くなる……! いったい何でなんだ……! と思っていたので、その気持ちを描いたら面白くなるかな? と思って描きました。

―― シブヤさんは、銀座や原宿など街で見かけたおしゃれさんをイラストにされています。やはりおしゃれな人の中には、「この人は足が痛そう」という靴を履いている人が多いでしょうか? おしゃれになるというのは、痛みとの戦いなど大変なことが多そうなイメージがあります

シブヤさん:そうですね。やっぱり可愛い靴ってヒールが高かったり、細かったりするので、オシャレは我慢なのかなって思うところはあります。インスタを見ていても思います! オシャレで真似したいな~なんて思うんですけど、足痛くなりがちなのでヒールは真似できないです。

―― 足が痛いことに対して、共感のコメントがたくさん寄せられていました。気になったコメントや、率直なご感想などはありますか?

シブヤさん:元アパレル店員さんから、よく痛くなるところにテープ貼ってストッキング履くといいよ! というコメントが来ていて、そのコメントに300件ほどいいねがついていました。みんな可愛い靴は履きたいけど痛みから逃れたいという気持ちは一緒なんだなと思いました。あと、彼氏よゆっくり歩いてくれ……という旨のコメントが切実で何だか面白かったです。


多くの女性の共感を得ていた今回のイラスト。「自分でお気に入りの靴は絶対痛い。そうでもないのは履きやすい」という声もありましたが、可愛いと快適の両立がなされた靴の登場に期待したいですね。