2021年4月3日で「仮面ライダー」生誕50周年を迎えるのを記念し、『仮面ライダー』で仮面ライダー1号/本郷猛を演じた藤岡弘、からコメントが寄せられた。
1971年4月3日19:30より第1話が放送開始となった『仮面ライダー』。現在、テレビ朝日系で放送中の『仮面ライダーセイバー』まで、半世紀に渡り、日本のみならず世界中の子供から大人まで人気を博すヒーローとして愛され続けている。
そして、本日2021年4月3日で、「仮面ライダー」は生誕より50周年を迎える。すでに本日に向けて謎のカウントダウンが仮面ライダーWEBに現れ、「何が起こるのか!?」という期待の声が溢れている。そんな中、ついに迎えた本日4月3日。この記念すべき日のスタートに、1971年4月3日より放送を開始した『仮面ライダー』にて仮面ライダー1号/本郷猛を演じた、藤岡弘、より「仮面ライダー生誕50周年」に向けたコメントが到着した。
藤岡弘、コメント
仮面ライダー第1回目がTV放映されたのが1971年4月3日、50周年とは……
年月が過ぎるのは早いものです。想えば波瀾万丈の青春でありスタートであった。
放映前の10話目の撮影中、スタントを使わず全てに自ら挑戦する中でのバイクの事故で瀕死の重傷を負い、再起不能と言われながら大手術を受けた。最悪の痛みと苦悩のベッドの中で横たわりながら見たのが、仮面ライダー第1回目放映のTVの中の自分の勇姿であった。
忘れもしない4月3日、こみ上げる慟哭と嗚咽をこらえ、絶望に打ちひしがれた出発であった。
その後の壮絶な己自身との戦いは言語を絶するので省略する。
心ある皆さんの御蔭で奇跡の復帰を果たし、戻ってきた仮面ライダーと言われ復活し登場してから現在に至るまで、御恩のある皆様によって正に、奇跡奇跡の連続であった。
今も多くの子供達に影響を与えつづけているとは……
初代仮面ライダー1号本郷猛を演らせて戴き、当時の多くの関係者の様々な想い出と御苦労が眼に浮び、今は亡き諸先生、諸先輩の歴史が刻みこまれて現在に至っている事に、あらためて深く感じ入る次第です。
ヒーローを求めてやまない世界の子供達と、その時代その時代のヒーローによって子供達の心に焼き付いた感動は、永遠に子供達の人生に多大な影響を与える事でしょう。
ヒーローを演じた責任と影響は多大なものがありこれからもつづいて行くであろう、重い荷を背負いつづけてゆく仮面ライダー、愛と勇気と夢と希望と感動を全世界の子供達に贈りつづけて戴きたいと思うのは、私だけであろうか……
ヒーローは絶対死なない、「永遠」なり。と言われた、今は亡き尊敬する偉大なる天才、原作者、石ノ森章太郎先生の言葉が身に染みる。
先生の子供達に託された想いは、これから増々輝く時代になると感じる次第であります。
日本人が作り上げたヒーロー仮面ライダー。
仮面ライダーはこれからも世界人類の為に戦いつづける……
永遠にいつも君達の側に居る……
合掌、
藤岡弘、
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